いま、子どもから青年、親世代から高齢者に至るまでの多世代が、
一人ひとりの 「こども」 に寄り添い、子どもの本質を見つめ「こどもを学ぶ社会」が求められています。
日本こども成育協会は、次代を担う子ども(0 歳~ 10 歳ごろ)の成長と発達を理解し、子ども一人ひとりが、自立した個人としてひとしく健やかに育つことができるよう、 最適な成育環境(人間・空間・時間・情報システム)の構築を目指します。

子どもの成育環境にあるモノやコトを創り出すことを「こども成育デザイン」と呼んでいます。
「育つ子ども」と「育てる大人」の幸福に配慮した「こども成育デザイン」が、
あらゆる産業やコミュニティにおいて、実現するように本協会は、発達心理学および子どもの成育に関する
諸科学の知見に基づいて製品やサービスの開発、人材育成の支援を行います。

現在、本協会では以下の「 3 つの視点」から子どもを学び、成育環境を構築する事業を行っています。

実績ACHIVEMENTS

ピックアップPICK UP

2024.12.4

パパたちも学んでみた!「こども成育講座」モニターレポート@パパしるべ

「育児に積極的に参加したいパパたちを応援するために」
という出発点からスタートした、パパ向け育児ポータルサイトを
運営する『パパしるべ』さんとの共同プロジェクト。

「うちの子専属トレーナー」の企画立案の原点になったのは
日本こども成育協会の『こども成育講座』をモニター受講いただいた
パパたちの声でした。

今回、パパしるべ編集長で「うちの子専属トレーナー」でも
講師を務める杉山錠士さんが、改めて「こども成育講座」を受講しての
感想をレポートくださいました!

「知識を得ることで解消できる育児の不安もある」と現役パパから
お墨付きをもらった「こども成育講座」!

ぜひ現役パパたちの声をご一読ください。

知識を得るともっと子育てしたくなる! https://papashirube.com/report/kodomo_seiiku_course_development2/

『こども成育〈食専科〉講座』は、現在、第10期(2025年1月~4月受講)の受講お申し込みを
受け付けしております。

講座について詳しくは▼ 
https://kodomoseiiku.jp/shokusenkatoha/

お申込みはこちら▼
https://kodomoseiiku250104.peatix.com
 

お知らせNEWS

2024.12.4

パパたちも学んでみた!「こども成育講座」モニターレポート@パパしるべ

「育児に積極的に参加したいパパたちを応援するために」
という出発点からスタートした、パパ向け育児ポータルサイトを
運営する『パパしるべ』さんとの共同プロジェクト。

「うちの子専属トレーナー」の企画立案の原点になったのは
日本こども成育協会の『こども成育講座』をモニター受講いただいた
パパたちの声でした。

今回、パパしるべ編集長で「うちの子専属トレーナー」でも
講師を務める杉山錠士さんが、改めて「こども成育講座」を受講しての
感想をレポートくださいました!

「知識を得ることで解消できる育児の不安もある」と現役パパから
お墨付きをもらった「こども成育講座」!

ぜひ現役パパたちの声をご一読ください。

知識を得るともっと子育てしたくなる! https://papashirube.com/report/kodomo_seiiku_course_development2/

『こども成育〈食専科〉講座』は、現在、第10期(2025年1月~4月受講)の受講お申し込みを
受け付けしております。

講座について詳しくは▼ 
https://kodomoseiiku.jp/shokusenkatoha/

お申込みはこちら▼
https://kodomoseiiku250104.peatix.com
 
2024.10.15

「うちの子専属トレーナー」資格 受講申込受付中!

クラウドファンディングのCAMPFIRE for social good で183%達成したパパ待望の子育てスキル講座がいよいよ始動します!

スマホで、PCで、お好きな時間に講義動画視聴をすることで「うちの子専属トレーナー」資格が取得できます。

パパ育児の基礎篇+子どもがパパを好きなる専門分野2種「ワイルドベビートレーナー」と「はみがきトレーナー」がオンデマンドで学べます。

協会からは、理事の沢井佳子先生と協会アンバサダーの宗田香織さんが講師として参加しています。

パイロット版視聴の先輩パパ達が「もっと早く知りたかった!」と、現役乳幼児パパに激推しする講座。

ぜひ、周りのプレパパや絶賛子育て中のパパたちにもお知らせください。

◆受講申し込みページ
https://kodomoseiiku01.peatix.com/

2024.10.15

子どもの才能、どうやって発見する? チャンカワイさん×沢井佳子先生 対談記事が公開中

「子どもの才能を発見し、伸ばすにはどうしたらよいか?」というテーマで
協会理事の沢井佳子先生がお笑い芸人のチャンカワイさんと対談した記事が
KIDSKI STYLE(キズキスタイル)さんで公開されました。

ぜひご覧ください。

前編:才能をつくるのは多様な経験から?
認知発達から紐解く、子どもの才能開花を解説!
https://kidski.kidsna.com/kidski-style-article/0000000048

後編:子どもは親の感情を観察している?
子育ての重要なキーワードは「子どもと一緒に〇〇」
https://kidski.kidsna.com/kidski-style-article/0000000049

2024.8.1

子どもの成長と発達にとっていい家、子育てしやすい家とは? 一条工務店様 特設サイトを当協会理事沢井佳子先生と理事長羽富孝が監修しました

安心して子育てできる家づくりについて、子どもの認知発達の知見に基づいて
沢井佳子先生が、また、子どもの発達に応じた安全について羽富孝が監修しました。

ぜひご一読ください。

子どもの成長と発達にとっていい家、子育てしやすい家とは? 一条工務店様
https://www.ichijo.co.jp/lp/childcare/

ブログBLOG

2025.2.12

子どもたちにとって「素敵」な経験となる大人の仕事とは?

こんにちは。日本こども成育協会の「中の人」です。

 

最近読んだ本で、とても印象的だった一文があります。

児童文学作家で、『魔女の宅急便』の原作者である角野栄子さんのエッセイにあった一文です。

 

本を読む子どもが少なくなったときく。

それはきっと素敵に本を読んでくれる大人が少なくなったということかもしれない。

「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出 角川文庫 p.36

 

そう危機感を感じていらっしゃるからか、2023年に開館した『魔女の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)』では、

角野さん自らが読み聞かせをするイベントなども開催され、とても人気を博しているようです。

 

昨今、生成AI技術の発達によって、YouTubeなどでも生成AIでの音声による

絵本の読み聞かせチャンネルがどんどん生まれているという話を耳にします。

 

また、絵本や物語そのものも、生成AIにすべてお任せで作成できる時代。

 

ますます、素敵に本を読んでくれる、あるいは素敵な本そのものに触れる機会が減っていくのではないかと

少し危惧されるような状況です。

 

先日、ボランティアで子どもたちに読み聞かせをしている女性のお話を伺いました。

 

ボランティアをはじめられたときに、読み聞かせにもいくつかルールがあると教わったそうですが

今はそのルールは最低限にされているとのこと。

 

それよりも、子どもたちとの言葉や感情のキャッチボールを大切にしているというお話でした。

 

まさに、素敵に本を読んでくれる大人です。

昨年の秋に理事の大塚千夏子が参加した子ども学会議では、絵本がテーマでした。

大塚のレポートからも、絵本を作り上げる過程での、子どもの視点に立った試行錯誤の様子が伝わってきます。

絵本の感想を子どもに求めない:子ども学会議報告

 

また、協会理事の沢井佳子先生が監修している知育・サイエンス映像コンテンツ「くらしテクノ」は

株式会社一条工務店様の公式YouTubeチャンネルの子ども向けコンテンツです。

 

子どもの心理発達の視点から沢井先生が監修をおこない、かなりの手間暇をかけて制作されています。

単に時間や手間をかけるからよいというわけではなく、子ども側に立った設計やデザインがされているのか

という点が大事なのだと思います。

 

冒頭の角野さんの言葉をお借りすれば

子どもたちにとって「素敵」であろうとする大人たちの努力です。

 

本に限らず、子どもたちがこうした素敵な経験ができる機会の創出。

それこそが、大人たちに求められる仕事ではないかと感じました。

2025.2.4

お口徹底解説〈Part9-2〉 口腔の基礎知識:お家でできる【舌の運動】を紹介します!

歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。

 

前回より、味を感じるだけではない【舌】について掘り下げてお話をしています。

お口徹底解説〈Part9-1〉 口腔の基礎知識:味を感じるだけじゃない!【舌】について知ろう

 

今回は、おうちで簡単にできる舌の運動をご紹介します。

 

では、さっそく皆さんにも舌を動かしていただきたいのですが

準備はよろしいでしょうか。

 

ご自宅などで、鏡で舌を観ながら、またはお子さんやご家族と一緒に

ぜひ挑戦してください。

 

◎なるべくはっきり、そしてゆっくりと

『か』と5回、発音してみてください

『た』と5回、発音してみてください

『ら』と5回、発音してみてください

 

『か』『た』『ら』それぞれ舌の動く場所が違うことに気が付きましたか。

 

『か』の発音の時⇒舌の奥の方が上あごにタップするようにあたる

『た』の発音の時⇒舌の中央の広い面が上あごにつく

『ら』の発音の時⇒舌の先端が上あごの前の方にタップするようにあたる

いかがでしょうか?

 

このような動きができていれば舌が良く動いている証拠です。

 

他の発音時も舌はよく動きますが、口を大きく動かさないと

舌の活動域が狭くなります。

 

そのため、それぞれの発音をはっきりと行うことができないのです。

ぼそぼそ…としゃべると何を言っているかわからないのはこのためです。

 

乳児の授乳や咀嚼嚥下の時には、もっと複雑な動きをしています。

他の舌の運動も合わせて行いながら、舌の力だけではなく柔軟性も高めると良いでしょう。

 

今回の発音練習で苦手な発音があった方でも、毎日続けるとできるようになります。

すると、普段の会話の中でも舌がしっかり動くようになります。

 

時々舌を噛んでしまう

おしゃべりしていると人に聞き返される

という方はぜひ毎日練習してみてくださいね。

 

日本語は多言語と比較すると、あまり口を動かさなくても話せる言語です。

普段から意識して舌を動かさないと、口腔機能の低下に繋がりやすいのです。

 

舌の動きを意識して話す

ちょっとした時間で口腔体操

といったことを意識して、積極的におこなうとよいでしょう。

 

また、舌を動かすと唾液がたくさん出てきませんでしたか?

 

舌を動かす練習を食前に行うことで、唾液もたくさん出ます。

食事の美味しさをより感じられるようになると思います。

 

お子さんやご家族と一緒にお口をよく動かし、健康的に過ごしましょう!
 

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宗田香織さんが講師を務める「うちの子専属トレーナー」資格 受講申込受付中です!

https://kodomoseiiku01.peatix.com/

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宗田 香織

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

詳しいプロフィールはこちら

 

2025.1.28

お口徹底解説〈Part9-1〉 口腔の基礎知識:味を感じるだけじゃない!【舌】について知ろう

歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。

 

2025年が始まったと思っていたらあっという間に1ヶ月が経とうとしています。

皆さんはどんなお正月を過ごしましたか?

 

私は、今までで一番穏やかな三が日だったかもしれない?!というくらい

心穏やかに過ごせました。

 

それもあってか睡眠や毎日3食の食事を規則正しく食べることができ

生活リズムの変化が少なかったため、仕事初めも例年よりスムーズだった気がします。

 

今年もブログでどんなことをご紹介しようか…と楽しみです。

 

昨年のブログで味覚についてお話ししました。

お口徹底解説〈Part8-1〉 口腔の基礎知識:子どもが甘いものを食べたがる理由

お口徹底解説〈Part8-2〉 口腔の基礎知識:5味の中で人間が本能的に好む味とは?

 

今年のブログ始めでは、それに関連して味覚を感じるセンサー(味蕾)が存在する

【舌】について掘り下げていきます。

 

味を感じるだけではない、舌についてもっと身近に感じていただけると嬉しいです。

 

早速ですが、牧場や動物園の餌やり体験などで牛・馬など動物の舌を

見たことがある方もいらっしゃるかと思います。

 

そのとき、舌の長さに驚いたことはなかったでしょうか?

 

牛や馬の舌ほどではないものの、実は人間の舌も皆さんが想像しているより長いのです。

 

私はクリニックで、患者さんに舌の体操を指導する事があります。

 

見本をやって見せると「歯科衛生士さんのベロ長い〜!!」と

ご自身のベロとの違いに驚かれます。

しかし私のベロが他の人と比べて長いのではありません。

短いと思っている方は、舌の奥が使えておらず縮こまっていて、

いざ伸ばそうと思っても伸ばせないからなのです。

 

舌の動きが十分でないと、

・咀嚼嚥下(噛む飲み込む)

・会話

・呼吸

など日常生活のさまざまな点で不自由さが生じます。

習慣になってしまっていて、気づいていないことも多いのですが

舌を十分使えていない方は、実はとても多いのです。

 

また、乳幼児の親御さんから

『こどもが人前でもよくベロを出して恥ずかしい』

『ものをなめて困ります』

という相談を受けることも時々あります。

 

安全や衛生面を考慮したうえで、日常の遊びで舌や口をよく動かし、口腔機能の成長発達を促すことは、

全身のさまざまな成長発達や免疫機能の向上にも繋がります。

 

むしろ良いことが多いということをお伝えしています。

 

次回は、おうちで簡単にできる【舌の運動】をご紹介します。

お楽しみに!
 

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宗田香織さんが講師を務める「うちの子専属トレーナー」資格 受講申込受付中です!

https://kodomoseiiku01.peatix.com/

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宗田 香織

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

詳しいプロフィールはこちら

 

2025.1.21

子育てに必要な情報を確実にお届けするために

日本こども成育協会の「中の人」です。

「中の人」としての投稿は今年初となります。本年もよろしくお願い申し上げます。

 

年末年始のお休みが長かったので、今年は積読本を消化する読書三昧の毎日でした。

 

その中で、特に印象に残ったのは、『ファンベース-支持され、愛され、長く売れ続けるために』(佐藤尚之著 ちくま新書)にあった

 

世界中の砂浜の数より多い情報が世界中に溢れている

 

というお話でした。

 

世界の砂浜の砂の数は、1セダバイト。

 

2011年には、1.8セダバイトの情報が流れ、

2020年には45セダバイトが流れるという予測だったそうです。

 

実際はどうだったのだろうと少し検索してみたところ、

アメリカの市場調査会社 International Data Corporation(IDC)が

2020年に全世界で生成、消費されるデジタルデータの総量は

59セダバイトだと発表していました。

 

2011年の予測以上の数値となったわけです。

 

日頃より情報発信をしている身としては、気が遠くなるような数字だと感じました。

これだけ情報が溢れていることも一因でしょうか。

 

発信者側からは、必要な情報を必要な人に届けにくい。

受信者側からは、必要な情報が得づらい、何が真に必要な情報なのかが判断できない。

 

私たちの活動を見ましても、これは大きな課題となっています。

 

日本こども成育協会は、理念として次のような文言を掲げています。

 

こどもの成育に関わる「人(ひと)」「物(もの)」「事(こと)」全てがその目的に向かうための知識、

データ、方法を提供する活動によって社会に貢献します

 

一方で、セミナーやイベント等での声、あるいは前回の記事でご紹介したような

インタビューをおこなうと

 

もっと早く知りたかった

必要な情報が届いていない

誰に聞けばよいのか、何を聞けばよいのかわからない

 

というお声を多くいただくというのが現状です。

 

インターネットやSNSでの発信では、前述のとおり、砂浜の砂となってしまいます。

一方で、イベントなどのリアルの場では、どうしても伝えられる規模に限りが生じます。

 

そこで、現在私たちが可能性を感じているのが「歯科クリニック」の存在です。

 

コンビニエンスストアより多いと言われる歯科クリニックが、

この必要な情報を必要とする方々に届けるという役目を担えるようになったら

子育ての現場にどのような変化を起こせるでしょうか。

 

こどもひとりひとりがのびのびと育つ社会へ!

 

この理念を実現すべく、子育ての新たなインフラストラクチャーを創造する

という意気込みで2025年は前進してまいりたいと思います。

2025.1.14

妊娠期・育児期は後回しになりがちな歯科受診の現状

前回の記事でもお伝えしましたが、現在、日本こども成育協会では

歯科クリニック向けの新たな講座の構築を進めています。

2025年の日本こども成育協会-活動予定をご紹介します

 

現状や課題を抽出するために、歯科クリニックの歯科医師、歯科衛生士の方々、

さらには子育て世代のお母さん方にインタビューを行っております。

 

なかでも、お母さんたちのお話は、子育ての「リアリティ」が垣間見られる

とても示唆に富んだ内容であり、子育て支援をされている方々にも参考になる部分が

多いのではないかと思い、本ブログでもシェアしてまいりたいと思います。

 

今回の記事は、3人のお子さんを育てるお母さんに

お子さんやご自身の口腔ケア、歯科検診・歯科クリニックの利用について伺った

インタビュー内容に基づいています。

 

お母さんのプロフィールは、子育て情報を発信するサイトの運営会社でフルタイム勤務、

現在は3人目のお子さんの育児休暇中です。

 

妊娠期・子育て世代の歯科定期健診、歯科クリニック利用状況

まず、妊娠期や子育て中のお母さんにとって、定期検診や歯科クリニックの利用は

人によって差があるようです。

 

今回、インタビューをしたお母さんは定期的に歯科検診を受けているそうですが

周囲のお母さんの中には、予防目的で子どもの歯科検診は行かず、

むし歯ができたら行くというケースが多いとのことでした。

 

妊娠中や子育て中における口腔ケアの重要性を理解しているものの

実際には、多忙な日常や子どもを連れての歯科受診の困難さから

受診を後回しにしてしまう傾向は強いようです。

 

また、特に子どもが小さいうちは、子どもを連れて歯科クリニックに通うこと自体が

ハードルになること、さらに、子どもの歯の生え方やむし歯予防に関して、

早期の歯科受診の必要性を感じつつも、いざ行動に移すのは難しいと感じることが

多いということもお話から伺えました。

 

妊婦期の歯科受診の現状

妊娠期はホルモンの影響で口腔内の環境が変化しやすく、

唾液量の減少や口腔内の酸性化が進みやすいためむし歯のリスクが増加します。

 

妊娠期こそ、母子の健康のために定期的な歯科検診を受けることが重要なのですが

こうしたことをわかってはいても、忙しさや通院の手間を理由に

どうしても歯科受診を後回しにしがちになってしまうようです。

 

そうした背景から定期的な通院習慣を作れず、そのまま受診のタイミングを逃してしまう

というお話も出ていました。

 

また、居住地の自治体からの無料クーポンや、母子手帳と一緒に渡される

歯科の妊婦検診の助成券がなぜ配布されるのか、

十分な情報伝達やフォローアップが行き届いていないために

必然性を感じずに、受診の機会を逃してしまうこともあるとのことでした。

*******

今後も、こうした育児の「生の声」をお伝えしてまいりたいと思います。

ご期待ください!

 

2025.1.8

2025年の日本こども成育協会-活動予定をご紹介します

あけましておめでとうございます。

 

新年初となるブログ記事では、日本こども成育協会の2025年の活動について

お伝えしたいと思います。

 

今年のキーワードは「歯科クリニック」

 

昨年末のブログ記事でもご紹介したように、2024年は育児中(あるいはこれから

育児に取り組む)パパたちを応援することが活動の主体でした。

 

そうした活動の中で、『こども成育〈食専科〉講座』の内容を見直し、

さらに子育ての現場に寄り添えるルートを模索していたところ、浮上してきたのが

「歯科クリニック」の存在でした。

 

協会ブログでもおなじみの歯科衛生士であり、こども成育インストラクター、

さらに昨年は「うちの子専属トレーナー」の「はみがきトレーナー」講師としても

大活躍の宗田香織さんを筆頭に、歯科衛生士や歯科医師などの歯科関係者の方々が

数多く『こども成育〈食専科〉講座』を受講くださっています。

 

今や、コンビニエンスストアの数より「歯科クリニック」の数は多いと言われています。

 

また、予防や口腔機能発達不全症が保険適用されるなどの動きもある一方で、

「歯医者さんはむし歯になったら行くところ」「治療は痛くて、怖いところ」といった

イメージがまだまだ根強く残っています。

 

そうしたイメージを払しょくし、口を入り口として子どもたちの健康と健やかな成長発達を守ること、

さらには子育てママやパパを支援する拠点として歯科クリニックが機能する可能性が

存分にあると考えています。

 

現在、理事の沢井佳子先生、大塚千夏子、そして宗田香織さんが中心となって

歯科クリニック向けの新たな講座の構築を急ピッチで進めており、

今春には0期をスタートさせる予定です。

 

講座準備の様子については、協会ブログでも随時レポートしてまいりますので

ぜひご注目ください!

既存の事業もますます深化

 

今年、開講8年目を迎える『こども成育〈食専科〉講座』は、第10期を募集中です。

https://kodomoseiiku250104.peatix.com

 

また、監修事業では沢井佳子先生と大塚千夏子による

日本マクドナルド株式会社様の「ハッピーセット」のおもちゃ監修業務が6年目を、

株式会社一条工務店様の知育・サイエンス映像コンテンツ「くらしテクノ」の監修業務も

4年目を迎えます。

 

「ハッピーセット」最新ニュースリリース

https://www.mcdonalds.co.jp/company/news/2025/0110a/

 

くらしテクノ特設ページ

https://www.ichijo.co.jp/tekuteku/

 

『こども成育〈食専科〉講座』講師であり、管理栄養士の隅弘子先生が監修を担当する

『こそだてDAYS』でのマンガ連載も、2025年も新たな企画が進んでおります。

 

『こそだてDAYS』のひろこ先生 『ベビーフード』の種類やメリット・デメリットを解説

https://kodomoseiiku.jp/news/240724-2/

 

上記以外にも、監修や記事執筆等の依頼を多く頂戴しておりますので

公開されましたら、随時皆さまにもお知らせしてまいりたいと思います。

 

 

日本こども成育協会は、このように進化と深化、両面で活動を展開してまいります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

日本こども成育協会カレンダーCALENDAR

理事 総合監修沢井 佳子(さわい よしこ)

こどもの心理発達と行動を7つの領域から観察することで、それぞろえの領域で「今できていること」と「これからできること」を見つけ、こどもの状や胃や個性に合わせた適切なコミュニケーションを生み出すことができます。
この講座では「こどもの今」を多角的に観察するためのアプローチをお伝えします。

日本こども成育協会YouTubeチャンネルはこちら