いま、子どもから青年、親世代から高齢者に至るまでの多世代が、
一人ひとりの 「こども」 に寄り添い、子どもの本質を見つめ「こどもを学ぶ社会」が求められています。
日本こども成育協会は、次代を担う子ども(0 歳~ 10 歳ごろ)の成長と発達を理解し、子ども一人ひとりが、自立した個人としてひとしく健やかに育つことができるよう、 最適な成育環境(人間・空間・時間・情報システム)の構築を目指します。

子どもの成育環境にあるモノやコトを創り出すことを「こども成育デザイン」と呼んでいます。
「育つ子ども」と「育てる大人」の幸福に配慮した「こども成育デザイン」が、
あらゆる産業やコミュニティにおいて、実現するように本協会は、発達心理学および子どもの成育に関する
諸科学の知見に基づいて製品やサービスの開発、人材育成の支援を行います。

現在、本協会では以下の「 3 つの視点」から子どもを学び、成育環境を構築する事業を行っています。

実績ACHIVEMENTS

ピックアップPICK UP

2025.4.21

こどもの日は八王子へGO! 5/5(月・祝)ABCハウジング八王子住宅公園の パパしるべタイアップ『親と子のコミュニケーションひろば』で 学んで・遊んで・楽しもう!

日本こども成育協会は、GWの5月5日(月・祝)に、子育てに前向きに関わるパパを支える総合子育てポータルサイト「パパしるべ」とタイアップして、家族みんなで遊びと学びの体験ができるイベントを開催します!

会場は、ABCハウジング 八王子住宅公園!

季節のお花やグリーン、街並みが映り込む水辺を探索しながら、広場のテントに辿り着くと…遊びや学び、パパママも楽しめるワクワクが待っています。

もちろん、歩行者天国!思い切って楽しめます。

親子で遊んで学べるコンテンツは4つ。

 

■「DJリズムで楽しく!歯磨きトレーニング」

歯科衛生士かおり先生が、「今日から親子で“はみがき”が楽しくなる!」コツをレクチャー。歯の模型を使って親子ではみがき競争しながら楽しく学べます。

参加者にはキッズ歯ブラシをプレゼント!

 

■「キッズディスコ&こどもDJ体験」

フォトスポットとしても大人気の「キッズディスコ&こどもDJ体験」

みんながよく知るあの曲で踊ったり、DJブースに入ってスイッチングで音楽をスタートしたり、青空ディスコは、キッズも、パパもママも思わずカラダが動き出します♪

DJ体験では、お子さまの可愛くてかっこいいDJポーズを写真に撮っていただけます。

 

■「パパがやってみたい大賞&ママがパパにやってほしい大賞投票所」

パパしるべが企画したパパママ人気投票企画「パパがやってみたい大賞&ママがパパにやってほしい大賞」では、10のプレゼンパネルから選んでシール投票。

パパはこれがしたいんだ!ママはパパにこれしてほしいんだ!と、いつもとは違うコミュニケーションが生まれます。

シール投票だからその場で途中経過が見えるのも醍醐味。後日、パパしるべHPに結果をアップ予定です。

投票参加者には先着50組様へ、その場でリクエストにあわせてバルーンアートをプレゼント!

お子さまのビッグスマイル間違いなしの外遊びグッズが当たる抽選会、また先着100組様には、こそだてDAYSの「おまめちゃんファイル&感染症カレンダー」など、プレゼント満載で親子そろって大満足!ぜひ投票に来てくださいね。

 

■BOOK&おやつコーナー

遊んでちょっと一息つきたいときには「BOOK&おやつコーナー」もご用意しています。

お子さまとゆっくり過ごせる絵本コーナーや、小腹に美味しいおやつも販売しています。※現金のみ

 

親子の絆がグッと深まる、ゴールデンウィークの思い出づくりに、ぜひ足をお運びください。

 

 

・・・開催概要・・・

■ABCハウジング 八王子住宅公園

開催日時:2025年5月5日(月・祝)10:00~16:00

HP:https://abc-housing.asahi.co.jp/syuto/park/hachioji.html

〒192-0034 東京都八王子市大谷町234

チラシのPDFはこちらからダウンロードできます。

https://abc-housing.asahi.co.jp/syuto/park/hachioji.html

お知らせNEWS

2025.4.21

こどもの日は八王子へGO! 5/5(月・祝)ABCハウジング八王子住宅公園の パパしるべタイアップ『親と子のコミュニケーションひろば』で 学んで・遊んで・楽しもう!

日本こども成育協会は、GWの5月5日(月・祝)に、子育てに前向きに関わるパパを支える総合子育てポータルサイト「パパしるべ」とタイアップして、家族みんなで遊びと学びの体験ができるイベントを開催します!

会場は、ABCハウジング 八王子住宅公園!

季節のお花やグリーン、街並みが映り込む水辺を探索しながら、広場のテントに辿り着くと…遊びや学び、パパママも楽しめるワクワクが待っています。

もちろん、歩行者天国!思い切って楽しめます。

親子で遊んで学べるコンテンツは4つ。

 

■「DJリズムで楽しく!歯磨きトレーニング」

歯科衛生士かおり先生が、「今日から親子で“はみがき”が楽しくなる!」コツをレクチャー。歯の模型を使って親子ではみがき競争しながら楽しく学べます。

参加者にはキッズ歯ブラシをプレゼント!

 

■「キッズディスコ&こどもDJ体験」

フォトスポットとしても大人気の「キッズディスコ&こどもDJ体験」

みんながよく知るあの曲で踊ったり、DJブースに入ってスイッチングで音楽をスタートしたり、青空ディスコは、キッズも、パパもママも思わずカラダが動き出します♪

DJ体験では、お子さまの可愛くてかっこいいDJポーズを写真に撮っていただけます。

 

■「パパがやってみたい大賞&ママがパパにやってほしい大賞投票所」

パパしるべが企画したパパママ人気投票企画「パパがやってみたい大賞&ママがパパにやってほしい大賞」では、10のプレゼンパネルから選んでシール投票。

パパはこれがしたいんだ!ママはパパにこれしてほしいんだ!と、いつもとは違うコミュニケーションが生まれます。

シール投票だからその場で途中経過が見えるのも醍醐味。後日、パパしるべHPに結果をアップ予定です。

投票参加者には先着50組様へ、その場でリクエストにあわせてバルーンアートをプレゼント!

お子さまのビッグスマイル間違いなしの外遊びグッズが当たる抽選会、また先着100組様には、こそだてDAYSの「おまめちゃんファイル&感染症カレンダー」など、プレゼント満載で親子そろって大満足!ぜひ投票に来てくださいね。

 

■BOOK&おやつコーナー

遊んでちょっと一息つきたいときには「BOOK&おやつコーナー」もご用意しています。

お子さまとゆっくり過ごせる絵本コーナーや、小腹に美味しいおやつも販売しています。※現金のみ

 

親子の絆がグッと深まる、ゴールデンウィークの思い出づくりに、ぜひ足をお運びください。

 

 

・・・開催概要・・・

■ABCハウジング 八王子住宅公園

開催日時:2025年5月5日(月・祝)10:00~16:00

HP:https://abc-housing.asahi.co.jp/syuto/park/hachioji.html

〒192-0034 東京都八王子市大谷町234

チラシのPDFはこちらからダウンロードできます。

https://abc-housing.asahi.co.jp/syuto/park/hachioji.html

2025.3.19

【ご家庭向け】ベジキッズ『考える力』プログラム 五感でいのちの不思議をまなぶ野菜栽培キット

協会理事 沢井佳子先生監修のベジキッズ『考える力』プログラム
五感でいのちの不思議をまなぶ野菜栽培キット(カゴメ株式会社)。

これまで、多くの保育園で採用されてきましたが、
ついに、待望のご家庭向け販売がスタートしました!

野菜を育てる体験を通じて、子どもの考える力を育みます。

詳細はこちら▼
https://patata-shop.jp/?mode=f5

2025.2.26

『こそだてDAYS』のひろこ先生 離乳食をはじめる前に知っておきたい『食物アレルギー』を解説

当協会メディアパートナーの一つである『こそだてDAYS』さんで、こども成育〈食専科〉講座 ディレクターであり管理栄養士の隅弘子さんと協会が記事の監修をしています。

今回のテーマは『食物アレルギー』です。

赤ちゃんの離乳食期では、食物アレルギーが心配という方がとても多いです。具体的な症状や付き合い方など、離乳食を始める前に知っておきたい食物アレルギーについて、基礎知識が紹介されています。

https://www.kosodatedays.com/yogomanga/food-allergy-basic

2025.2.14

歯科衛生士・こども成育協会公認講師の宗田香織さんが登壇《みんなのケア情報学会オンライン語り交流会》

協会公式ブログや『うちの子専属はみがきトレーナー』講座の
講師としても活躍中の歯科衛生士 宗田香織さんが
みんなのケア情報学会主催 第10回オンライン語り交流会に
登壇します。

***************************
テーマ 『オーラルフレイル』を予防しよう!
〜子どもから高齢者まで 心身の健康につながる口腔ケア〜

開催日時  2025年3月8日(土)14:00~15:30
***************************

みんなのケア情報学会の会員向け無料セミナーですが
今回、本メルマガの読者の皆さまにもご受講いただくことが
できるようになりました。

詳細はこちら▼
https://cihcd.jp/index.php/26906/muneta/

★参加ご希望の方はこちらよりお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeaxPHvum19gep37vhqexed5Po9L1YSpIAkfEqycfLJL2ZE0g/viewform

会員種別で「賛助会員または賛助会員関係者」にチェックを入れて
会社・団体名の欄に「日本こども成育協会」とご記入ください。

たくさんのご参加をお待ちしております!

ブログBLOG

2025.4.22

こどもの口から生命“LIFE”を輝かせる『Early Childhood Oral Academy』始動しました!

4月20日(日)、こどもの口から生命“LIFE”を輝かせる『Early Childhood Oral Academy(以下ECOA)』の0期がスタートしました。

 

開発の段階で、理事の大塚千夏子がインタビューをさせていただいた歯科クリニックを中心に参加のご表明をいただきました。

 

今回、0期とさせていただいたのは、歯科クリニックの皆さんに、いわばテスト受講をしていただいて、

一緒に講座開発の最終仕上げをしていただきたいという意図があります。

 

0期は4月から7月までの3か月間。6日間にわたって、13項目のカリキュラムを用意しています。

総合監修は、日本こども成育協会理事で子どもの認知発達支援の専門家である沢井佳子先生です。

また、講師陣は沢井先生をはじめ、以下の5名の専門家が参画いたします。

 

口腔医学:

竹内泰子先生(歯科医師・日本歯周病学会歯周病専門医)

宗田香織先生(歯科衛生士・こども成育インストラクター)

 

妊娠・出産・育児:

難波直子先生(助産師・特定非営利法人 育児サポートdouce.理事長)

 

健康食育・栄養学(こどもの食と栄養):

隅弘子先生(日本こども成育協会食専科ディレクター・こども成育インストラクター)

 

コミュニケーション・提案力:

桑子和佳絵先生(一般社団法人NICCOT Partners代表理事)

 

ECOAでは、会場での受講とオンライン受講のハイブリットで進行してまいります。

 

また、前身となる『こども成育講座』での講座開発・運営経験に基づき、

ECOAでは講義内容を充実させることはもとより、グループワーク&セッションの時間を多く設けることで、

知識の習得、さらには学んだことを実践にいかに活用していくか、というところまでフォローしてまいります。

 

『こども成育講座』では取り扱っていない胎児期から1歳半までの子どもの発達や、

歯科クリニックでの1歳半健診を視野に入れたコミュニケーションのポイントなど、

日本こども成育協会としても、講座開発では新しい学びや挑戦の連続です。

 

より現場で役立つ内容にブラッシュアップすべく、参加者の皆さまのお声をたくさんお伺いしながら

0期のプログラムを進行してまいりたいと思います。

 

『Early Childhood Oral Academy(ECOA)』について、ご興味のある方は、ぜひ協会までお問い合わせください。

 

お問い合わせはこちら

2025.4.15

男性の育児参加意識定点観測@マタニティ&ベビーフェスタ

日本こども成育協会 理事の大塚千夏子です。

 

4月5日(土)・6日(日)にパシフィコ横浜で開催された

マタニティ&ベビーフェスタに行ってきました。

 

今年も「パパしるべ」さんブースの

『パパがやってみたい大賞・ママがパパにやってほしい大賞』

投票アテンダントをしながら定点観測。

 

昨年の投票数が約1200票だったので、

今年はどうなるのだろう?とワクワクしながらブースに立ちました。

 

今年のマタニティ&ベビーフェスタは会場が少し小ぶりになった代わりに

端から端までじっくりとブースを見て回るパパママが多いと感じました。

 

そのため、場内全体の熱気は昨年以上。

 

出展ブースも

「子育てに便利」「赤ちゃんにやさしい」という作り手側の文脈から

「上質なものを家庭に」「げんきに育てたい」「育児時間にゆとり」

といった子育てする側からのナラティブなメッセージが増えてきているようにも感じました。

 

その中で、やはり「パパ」の登場率が高いのが「パパしるべ」ブース。

 

『パパがやってみたい大賞・ママがパパにやってほしい大賞』の投票の列は

折り返しの列になる時間もありました。

 

また、パパから

「ここはパパの何をやっているんですか?」

と質問されることが多く、説明するとパートナーや家族もつれて投票してくださるケースも。

 

以前にも増して、パパが子育ての情報収集に積極的になっていることを実感します。

 

秋の大阪開催時のレポートでも書きましたが

やはり東西の違いも見えてきます。

 

関西の「夫婦でじっくり吟味投票」

関東の「個々人の直感&クール投票」

 

が、ここ横浜でもはっきり見えたことも定点観測の醍醐味です。

とはいえ、ご夫婦で投票する姿が昨年より格段に多くなったことは投票数にも現れました。

 

2日間の投票数は、な、なんと!

 

 1822票!

 

特徴ある結果については「パパしるべ」サイトの記事(※下記にリンクがあります)を

是非ご覧ください。

ブース内のワークショップでは

こども成育インストラクター・歯科衛生士の宗田香織さんが

「はみがき競争&お口の相談室」を昨年同様に開催しました。

 

ここでも大きな変化が!

 

昨年はママが神妙な顔をして「相談があるのです・・・」と

母子または単独でいらっしゃるケースが多かったのですが、

 

今年は、

パパママ揃ってはみがき競争に参加して、

お子さんと一緒に体験しながら

はみがきの楽しさを発見して帰ってくださいました。

 

はみがきなどの衛生習慣は、つい怖い顔をして子どもに教えがちです。

子どもに嫌われたくないがために、親同士で押し付け合いになることも。

子どもは、そんないざこざに巻き込まれたくないですよね。

「はみがきなんかなくなっちゃえばいいのに!」なんてことも。

 

パパもママもいつも楽しそうにやっていると、

「はみがきやってみたい!」「やってたのしい!」「今日もやる!」となって、

自然と子どもも一緒にやっている、

そして仕上げ磨きは パパ・ママにピタッとくっつくことのできる「うれしい時間」

そうなれば、家族のお口の未来は明るいでしょう。

 

2年続けての定点観測のレポートは

家族の明るい未来を予感させるものとなりました。

*******************

現在、「男性の育児参加意識」「子どもと家族のお口の健康管理」について

調査インタビューを行っています。

 

・育児休業取得経験のあるパパ

・子どもが保育園に通園しているママ

・歯科クリニックの経営者(歯科医師)

 

上記に該当する方は

こちらにインタビュー対応可(紹介可)と記載してご連絡ください。

https://kodomoseiiku.jp/contact/

 

※パパしるべ

https://papashirube.com/special/maternity_and_babyfesta2025_award_yokohama2/

2025.4.8

うちの子専属歯みがきトレーナー 講師 宗田さんのセミナー@『マタニティ&ベビーフェスタ』レポート第1弾

こんにちは! 日本こども成育協会の「中の人」です。

お花見日和だった先週末。

日本こども成育協会は、満開の桜と海のコントラストが見事な横浜で開催された

「マタニティ&ベビーフェスタ」に参加しました。

 

昨年に引き続き、協会のメディアパートナーであり、

「うちの子専属トレーナー」講座を共同開発したパパしるべさんの

「パパがやってみたい大賞&ママがパパにやってほしい大賞」のブースで

たくさんのママやパパ、子どもたちにお目にかかることができました。

 

「中の人」は、4/6(日)にミニセミナーとして開催された

歯科衛生士&うちの子専属トレーナー講師の宗田香織さんの

「おくち相談室」を取材してきましたので、さっそくレポートしたいと思います!

 

12時と14時の2回、ミニセミナーを開催したのですがどちらも満員御礼。大盛況でした!

ご参加いただいたファミリーの皆さま、ありがとうございました!!

 

ミニセミナーは、まず歯みがき競争からスタート。

 

歯の模型に、マーカーで色づけがされていて

この色を口の汚れや歯垢に見立てて、歯ブラシで落としていくゲームです。

 

まずは、ふだんやっているように歯ブラシでこすっていくのですが

なかなか取れません。

 

子どもたち以上に、ママやパパが真剣になって、がんばってゴシゴシしていました。

 

一通り終わった後に、宗田さんから歯ブラシの使い方のワンポイントレッスン。

力を入れてゴシゴシするのではなく、歯ブラシを歯にあてる角度や、小刻みに動かすことなどを説明。

実践してもらうと、前のチャレンジより汚れが上手にとれることに、皆さん驚いていました。

 

さらに、キッチンスケールを使って磨く際の力加減を体感。

 

目安は150g~200gです。

キッチンスケールが無い場合は、腕の内側のやわらかいところをこすってみて、

痛くない程度という説明を受け、皆さん、実際にやってみて感覚をつかまれたようでした。

そして、もっとも大切なポイントである、歯みがきが楽しくなる声がけ。

 

「先ほどのゲームで、汚れを落とそうと皆さん必死になっていましたよね。

それだと、お子さんは歯みがきを怖がってしまいます」

という宗田さんの言葉に、ママやパパは「ハッ」とされていました。

 

「パパが磨いてみるから、上手に汚れが取れているか見ててね」

「すっきりしたね、歯みがきって楽しいね」

 

そうしたリラックスした、楽しい雰囲気づくりが、「歯みがき嫌い」にならない

コツであることをお伝えしました。

 

セミナーが終わったあとも、熱心に歯ブラシや歯のことについての相談をされているパパやママの姿も。

 

講師の宗田さんからも、当日の感想やママやパパからどんなお話があったのかなど

改めてブログ記事でお伝えいたします。

 

実際に子育て中のママやパパとの交流ができた貴重な機会。

この経験を、今後のコンテンツ作りに活かしていきたいと思います。

2025.4.1

お口徹底解説〈Part11-2〉 口腔の基礎知識:子どもの口の変化に伴う不快症状への対策とは?

皆さんこんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。

前回に引き続き、新入学・新学期ならではの口腔ケアのポイントをお伝えいたします。

 

お口徹底解説〈Part11-1〉 口腔の基礎知識:新入学の時期にある子どもの口の変化とは

 

子どもたちの口の中は、複数の不快症状が同時多発します。

その理由は、ご家庭ではなかなか気が付かない事が多いものです。

 

そこで、口の専門家である歯科医師・歯科衛生士に口の状態を診てもらい、

「何か良い対策はないか?」と聞いてみてください。

 

『これなら出来る』ということが必ずあると思います。

 

また、専門家と一緒に対策を考え、挑戦してみることは

ママやパパの負担軽減という観点からも有効です。

 

口の中の変化に伴う、食の好き嫌いや歯みがきを嫌がるなどの様々な困りごとは

時として「わがまま」と映ってしまうこともあります。

 

ですから、専門家の客観的な視点で対策を変えてみることは、とても重要なのです。

 

また、ご家庭でできる対策も、お話しておきたいと思います。

 

歯に付着したプラーク(歯垢:細菌の塊)は、歯ブラシやフロス等を使ってこすらないと

取ることはできないため、歯みがきの習慣は大切になります。

 

一方で、歯みがきを嫌がるなど、十分にできない時期や環境では

「口のケア」の範囲を広げて考えてみるとよいでしょう。

 

・うがいを頻繁にする(食べかすの除去)

・よく噛んで食べる(唾液を出す)

 

こうしたことも、口のケアにつながります。

 

歯みがきだけでなく、他のアプローチがあることを知るだけでも

気持ちが軽くなると思います。

さらに、ママやパパもお子さんと一緒に、歯科検診を積極的に受けましょう。

ママやパパが歯科健診でアドバイスを受ける姿を子どもたちが見ることで

 

『歯医者さんって、いろいろなお話しが聞けるんだ』

『歯科衛生士さんって、ママやパパと仲良しなんだ』

『歯みがきって気持ち良いんだ』

 

といったことを理解し、口のケアや歯科クリニックに通うことへの不安の軽減にも繋がります。

 

通院のハードルが下がることは、ご家庭でのケアの負担が減ることにもなります。

***********

春はわくわくする高揚感がある一方で、新しいことにチャレンジする不安などから

ストレスフルになりやすい時期です。

 

口と歯のことは、私たち専門家を上手に頼っていただきながら

健口で快適な春を楽しんでいただけると大変嬉しいです。
 

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宗田香織さんが講師を務める「うちの子専属トレーナー」資格 受講申込受付中です!

https://kodomoseiiku01.peatix.com/

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宗田 香織

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

詳しいプロフィールはこちら

 

2025.3.25

お口徹底解説〈Part11-1〉 口腔の基礎知識:新入学の時期にある子どもの口の変化とは

皆さんこんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。

寒暖差が大きい季節ですが皆さんいかがお過ごしですか?

 

お天気のみならず新年度に向けて各年代で生活が変化する季節ですね。

そこで今回のブログでは、この時期ならではの口の変化と

口腔ケアのポイントをお伝えいたします。

 

入園する、学年が上がる、小学校に入学する。

それぞれの年代で、生活のリズムや園や学校での過ごし方が

大きく変わるタイミングです。

 

ママやパパも同様に、職場での異動や転勤なども多い時期かと思います。

 

そうした生活の変化で、就寝・起床時間、食事のタイミングの調整も

必要になることがあります。

 

その結果、食事の仕方や、食べる物を変えざるを得ない、

歯みがきも今まで通りに出来ない…といった事態が発生。

 

日常生活のリズムとスタイルを作り出すのに、

右往左往するご家庭も出てくるのではないでしょうか。

日々の慌ただしさの中で、忘れてしまいがちですが、

未就学児から小学生のお子さんのお口の中は大きく変化しています。

 

例えば、保育園・幼稚園から小学校に入学する5〜6才のお子さんの

口の中の変化としては

・大人の歯(第一大臼歯)がいつの間にか生えていた

・上の前歯が入学式直前に抜ける

といったことがあります。

 

お子さんにとっては、歯が抜ける・はえ替わる際の痛みや不快感があることに加え

新しい生活環境やリズムに慣れなくてはいけないという

プレッシャー・ストレスが重なります。

 

そのため、一時的または、断続的に以下のようなことが起こりやすくなります。

・食事の好き嫌い(今まで好きだった物でも嫌がって食べないなど食の変化)

・柔らかい物、冷たい物を好む(偏食)

・食が進まない、食べてくれない

・よく噛まずに丸のみする

・歯みがきを嫌がる

・仕上げみがきの時に今までより痛がる

・喋り方がいつもと違う(舌っ足らず、ボソボソ話す、受け口にする など)

・奥歯が生えてきたことに気づかず、むし歯に。

(歯科クリニックでの治療で痛い思いをする→“歯医者嫌い”というトラウマに)

・歯ぐきの腫れ痛みで歯みがきがやりづらい。あるいは、むし歯により口臭が強くなる

・口腔内の不快症状による集中力、睡眠、コミュニケーションなどへの影響

 

このような、生活の様々な場面での困りごとに繋がる懸念が出てくるのです。

 

次回は、こうした口の変化の時期にこそ行いたい

口腔ケアのポイントについてお伝えいたします。
 

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宗田香織さんが講師を務める「うちの子専属トレーナー」資格 受講申込受付中です!

https://kodomoseiiku01.peatix.com/

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宗田 香織

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

詳しいプロフィールはこちら

 

2025.3.18

家庭での「自分のタスク」を発見した:男性の育休・意識調査インタビュー

日本こども成育協会 理事の大塚千夏子です。

現在、協会のコンテンツ制作や発信活動の精度をさらに増していくために

子どもの最寄りにいる「保護者」へのインタビューを行っています。

 

今回は、育児休業を取得したパパにおこなったインタビューからの学びをお伝えします。

 

キーワードは、「育児休業取得期間」と「タスク設定」

仕事の進捗や自分のポストを考えて、職場に負担をかけないように

取得期間を「1ヵ月」と申請したら・・・

 

同僚や上司から

「1ヵ月で何ができるのか?」

「母体のメンタルが一番大変なのは2ヶ月目からだから最低でも3カ月は必要!」

「大丈夫、いない間はまかせておけ!」

と、期間を長くすることへの後押しがあった、というケースは珍しくないようです。

 

そうした後押しがうれしい反面、仕事人としては

「自分がいなくても回るのか…」

という、ちょっと寂しさとも不安ともつかない複雑な感覚を持った

というコメントもありました。

 

ただ、実際に、育児にフルコミットしてみると、

「1ヵ月じゃ何もわからない!」「何もできるようにならない」

と、実感して延長を申請したという方もいました。

 

3カ月の育児休業を取得したDさんのエピソードでは・・・

Dさんは、昼夜関わらず赤ちゃんの命を支えている妻の姿を見て

「毎日のリズムをつくる役割を担う」と決めて、3食の食事作りに挑んだそうです。

 

それまで料理をしたことが無かったDさん。

3カ月間の育児休業のメリット最大化として、料理スキル獲得をタスクに定めました。

 

それは、今のためだけでなく、お互いに職場復帰した時に、

自分もわが家の食を担うのだ!という

長期的な視点を持って、チャレンジしたとのこと。

 

包丁使いの動画を見たり、レシピ本で作り方を調べたりしながら

慣れない料理を作るのには大変苦労をしたそうで、

産前の妻が、仕事と家事を回しながら、美味しいものを食卓に並べていた

その能力の高さに改めて驚いた、とも語ってくださいました。

 

“「3食つくる」ことで、妻の体力を支え、それが

わが子の健康を支えている!という実感を持つことができた。”

 

そして、毎日3食=3カ月90回の食事作りトレーニングを経て、

すっかり「料理好き」になり、今では毎日の朝ごはんと、当番制の晩ごはんづくりで

そのスキルを活かしているそうです。

他の方も、家庭における自分の「タスク発見」エピソードをお話してくださいました。

 

授乳や沐浴・おむつ替えの他、

外気浴(子どもを連れだして妻を休ませる)

役所の手続き

保育園見学手配

納税(育児休業中は自分で払い込む)

保険の見直し

住まいの見直し などなど。

 

そして、育休取得を検討している後輩には、3カ月以上とれるなら取った方がいい!と

進言していると、異口同音にお話ししてくださいました。

 

昨年7月発表の2023年度・男性の育児休業取得率が30%を超えました。

パパの育児参加意識は次のフェーズへと移りつつあることが伺えます。

 

これからは取得率と併せて取得期間にも注目して、質の高まりをチェックしていきたいと思います。

 

私たちの調査インタビューに回答いただける方を募集中です。

・育児休業取得経験のあるパパ

・子どもが保育園に通園しているママ

・歯科クリニックの経営者(歯科医師)

 

ご興味がありましたらこちらまで、インタビュー対応可(紹介可)と記載して

ご連絡ください。

https://kodomoseiiku.jp/contact/

日本こども成育協会カレンダーCALENDAR

理事 総合監修沢井 佳子(さわい よしこ)

こどもの心理発達と行動を7つの領域から観察することで、それぞろえの領域で「今できていること」と「これからできること」を見つけ、こどもの状や胃や個性に合わせた適切なコミュニケーションを生み出すことができます。
この講座では「こどもの今」を多角的に観察するためのアプローチをお伝えします。

日本こども成育協会YouTubeチャンネルはこちら