いま、子どもから青年、親世代から高齢者に至るまでの多世代が、
一人ひとりの 「こども」 に寄り添い、子どもの本質を見つめ「こどもを学ぶ社会」が求められています。
日本こども成育協会は、次代を担う子ども(0 歳~ 10 歳ごろ)の成長と発達を理解し、子ども一人ひとりが、自立した個人としてひとしく健やかに育つことができるよう、 最適な成育環境(人間・空間・時間・情報システム)の構築を目指します。

子どもの成育環境にあるモノやコトを創り出すことを「こども成育デザイン」と呼んでいます。
「育つ子ども」と「育てる大人」の幸福に配慮した「こども成育デザイン」が、
あらゆる産業やコミュニティにおいて、実現するように本協会は、発達心理学および子どもの成育に関する
諸科学の知見に基づいて製品やサービスの開発、人材育成の支援を行います。

現在、本協会では以下の「 3 つの視点」から子どもを学び、成育環境を構築する事業を行っています。

実績ACHIVEMENTS

ピックアップPICK UP

2024.12.4

パパたちも学んでみた!「こども成育講座」モニターレポート@パパしるべ

「育児に積極的に参加したいパパたちを応援するために」
という出発点からスタートした、パパ向け育児ポータルサイトを
運営する『パパしるべ』さんとの共同プロジェクト。

「うちの子専属トレーナー」の企画立案の原点になったのは
日本こども成育協会の『こども成育講座』をモニター受講いただいた
パパたちの声でした。

今回、パパしるべ編集長で「うちの子専属トレーナー」でも
講師を務める杉山錠士さんが、改めて「こども成育講座」を受講しての
感想をレポートくださいました!

「知識を得ることで解消できる育児の不安もある」と現役パパから
お墨付きをもらった「こども成育講座」!

ぜひ現役パパたちの声をご一読ください。

知識を得るともっと子育てしたくなる! https://papashirube.com/report/kodomo_seiiku_course_development2/

お知らせNEWS

2024.12.4

パパたちも学んでみた!「こども成育講座」モニターレポート@パパしるべ

「育児に積極的に参加したいパパたちを応援するために」
という出発点からスタートした、パパ向け育児ポータルサイトを
運営する『パパしるべ』さんとの共同プロジェクト。

「うちの子専属トレーナー」の企画立案の原点になったのは
日本こども成育協会の『こども成育講座』をモニター受講いただいた
パパたちの声でした。

今回、パパしるべ編集長で「うちの子専属トレーナー」でも
講師を務める杉山錠士さんが、改めて「こども成育講座」を受講しての
感想をレポートくださいました!

「知識を得ることで解消できる育児の不安もある」と現役パパから
お墨付きをもらった「こども成育講座」!

ぜひ現役パパたちの声をご一読ください。

知識を得るともっと子育てしたくなる! https://papashirube.com/report/kodomo_seiiku_course_development2/
2024.10.15

「うちの子専属トレーナー」資格 受講申込受付中!

クラウドファンディングのCAMPFIRE for social good で183%達成したパパ待望の子育てスキル講座がいよいよ始動します!

スマホで、PCで、お好きな時間に講義動画視聴をすることで「うちの子専属トレーナー」資格が取得できます。

パパ育児の基礎篇+子どもがパパを好きなる専門分野2種「ワイルドベビートレーナー」と「はみがきトレーナー」がオンデマンドで学べます。

協会からは、理事の沢井佳子先生と協会アンバサダーの宗田香織さんが講師として参加しています。

パイロット版視聴の先輩パパ達が「もっと早く知りたかった!」と、現役乳幼児パパに激推しする講座。

ぜひ、周りのプレパパや絶賛子育て中のパパたちにもお知らせください。

◆受講申し込みページ
https://kodomoseiiku01.peatix.com/

2024.10.15

子どもの才能、どうやって発見する? チャンカワイさん×沢井佳子先生 対談記事が公開中

「子どもの才能を発見し、伸ばすにはどうしたらよいか?」というテーマで
協会理事の沢井佳子先生がお笑い芸人のチャンカワイさんと対談した記事が
KIDSKI STYLE(キズキスタイル)さんで公開されました。

ぜひご覧ください。

前編:才能をつくるのは多様な経験から?
認知発達から紐解く、子どもの才能開花を解説!
https://kidski.kidsna.com/kidski-style-article/0000000048

後編:子どもは親の感情を観察している?
子育ての重要なキーワードは「子どもと一緒に〇〇」
https://kidski.kidsna.com/kidski-style-article/0000000049

2024.8.1

子どもの成長と発達にとっていい家、子育てしやすい家とは? 一条工務店様 特設サイトを当協会理事沢井佳子先生と理事長羽富孝が監修しました

安心して子育てできる家づくりについて、子どもの認知発達の知見に基づいて
沢井佳子先生が、また、子どもの発達に応じた安全について羽富孝が監修しました。

ぜひご一読ください。

子どもの成長と発達にとっていい家、子育てしやすい家とは? 一条工務店様
https://www.ichijo.co.jp/lp/childcare/

ブログBLOG

2024.12.3

乳歯が生える前にできる口のケア★うちの子専属「はみがき」トレーナー

今秋より正式に開講したパパ待望の子育てスキル講座『うちの子専属トレーナー』。

これまで、「基礎篇」と選択科目である「ワイルドベビー」トレーナー講座をご紹介してまいりました。

 

子どもは「論理的」に発達する! うちの子専属トレーナー こどもの発達の基礎篇

「散歩」は夫婦のよりよい関係づくりの特効薬!? うちの子専属トレーナー パパの基礎篇

パパ大活躍!簡単なストレッチで元気な赤ちゃんに★うちの子専属「ワイルドベビー」トレーナー認定講座

新聞紙やタオル、ティッシュペーパーも立派なトレーニングマシン!? うちの子専属「ワイルドベビー」トレーナー認定講座

 

今回は、もう一つの選択科目である「はみがき」トレーナー認定講座についてご紹介します!

 

講師は、本ブログで『お口の徹底解説』の連載も担当している、歯科衛生士で

こども成育インストラクターの宗田香織さんです。

 

前半の「歯が生える前からできる口腔ケア」では、「お口を育てる」をキーワードに

「歯みがき」だけにとどまらない、親子でできる「口腔ケア」について解説しています。

 

乳歯が生えてくると、「むし歯にならないように!」と張り切る親御さんが多いのですが

お子さんの立場に立つと、「いきなり歯を磨くのは怖い」ものであることを

まず理解してほしいと宗田さんは言います。

 

歯が生えてくる違和感に加えて、いきなり「歯ブラシ」のような硬いものを口に入れられて

ゴシゴシされることを想像したら、大人でも嫌なはずです。

 

そこで、まずパパ(もちろんママも)にしてほしいことは、歯が生えてくる前から

口の中を観察することと、歯みがきをスタートする前の準備として

大人が歯みがきをしている姿を子どもに見せることなのです。

子どもは大好きな人をよく観察していて、その真似をしながら物事を覚えていきます。

これは「三項関係」といって、「こどもの発達の基礎篇」でもお伝えしている内容ですが

「歯みがき」も同じ原理です。

 

パパが楽しそうに歯みがきをしている姿に、子どもは自然と関心を持ち

「楽しそうだから一緒にやってみたい」と、無理やり口を開かせずとも

喜んで口を開けてくれるようになるのです。

 

また、乳歯の生え方や特徴を踏まえたうえで、まずは「歯を磨く習慣を身につけること」と

おもちゃの歯ブラシを使って慣れていきながら、「歯みがきが好きになる」ことが

大切なポイントだと宗田さんはアドバイスします。

 

このほかにも、もしすでに歯みがきが嫌いになってしまった場合の対処法や

歯科クリニックで専門家の力を借りるメリットなども紹介しています。

 

「子どもが歯みがき嫌いになるのは、実は自分が歯みがき嫌いだからなのかも!?」

と、思わずわが身を振り返りたくなるような情報が満載です!

 

次回は、実践編となる「パパのみがきが「好き!」になるコツ」をご紹介します。

 

うちの子専属トレーナー 資格講座 詳細&お申し込みはこちら

2024.11.26

お口徹底解説〈Part8-2〉 口腔の基礎知識:5味の中で人間が本能的に好む味とは?

こんにちは。歯科衛生士・子ども成育インストラクターの宗田香織です。

 

前回に引き続き、甘いもの好きの2つ目の理由と「甘くて柔らかいもの」が好まれるわけをお話します。

お口徹底解説〈Part8-1〉 口腔の基礎知識:子どもが甘いものを食べたがる理由

 

本能が求める味=エネルギーの高さ

甘みを好む理由は味覚以外にもあります。

それがエネルギーの高さです。

 

全身的な成長発達著しい乳幼児期は身体の大きさの比率で考えると、

おとな以上にたくさんのエネルギー量を必要とします。

 

ですが、子どもの胃腸は小さく一度に摂取できる量が少ないので

一日に必要なエネルギーを3食だけでは摂り切れないため間食が必須なのです。

 

乳児にとってのおやつは、「ご褒美タイム」ではなく「1日に必要な食事のひとつ」なのです。

 

食べ物の中で甘味のあるものはエネルギーが高く、身体に吸収しやすいので

人が本能的に好きになりやすいのです。

 

ですから、甘いものを必要以上に規制したり怒ったりせず

摂り方の工夫をしてみてください。

 

◎お菓子などの甘いものはたまに食べる

◎フルーツなどであれば食後のデザートで食べる

◎飴やジュースなどダラダラ舐めたり飲み続けたりしない

など時間を決めて食べることが大切です。

 

また、甘いものを必要以上に欲しがらないようにするポイントは

3食の食事を十分摂ること。

 

栄養バランスやエネルギー量に加えて心理的な満足度も高くなるので

◎朝ごはんもしっかり食べる

◎主食になる炭水化物(糖質)も抜かないようにする

◎噛む回数が増える調理方法やメニューにする

など基礎となる食事の見直しも必要です。

 

逆に言うと、間食でスイーツ要素の高いものを食べる習慣ができてしまうと

それでお腹いっぱいになってしまいます。

 

3食の食事量が減り、本来必要な栄養摂取の妨げになってしまう懸念があるので

栄養摂取・エネルギー摂取の基礎となるところは朝昼晩の食事となります。

 

おやつ・間食はあくまでも補完食であるという配慮が必要です。

甘くて柔らかいものは最上級の美味しさ?

よくテレビの食レポなどで

「甘くて美味しい~歯がなくても食べられる~」「口に入れた瞬間、溶けちゃった~」

と美味しさを表現しているのを聞いたことありませんか?

 

甘いもの・柔らかいもの・噛まなくて良いものが美味しいもの…

と刷り込まれているような感じも否めません。

 

良く噛んで食べることが好きな私としては、少し寂しい気持ちになってしまうことがあります。

 

瞬間的に甘味を感じるものは柔らかいものが多いので、甘味嗜好が強くなると

必然的に噛まなくても食べられる食習慣に偏ってしまいます。

 

「美味しさの一つ」「特別な日のお楽しみ」としては良いのですが

噛まなくてもよい食事を続けてしまうと咀嚼回数が減ってしまいます。

 

その結果、口の動きが少なくなり、食材がいつまでも口の中に残ったり

唾液分泌量が減ったりしてむし歯・歯周病のリスクが上がってしまいます。

 

いろいろな栄養素を摂取しないといけない雑食性の人の食事としては

多くの食材を食べることは栄養学的にも求められます。

 

甘味ひとつとっても、砂糖のように口に入れた瞬間感じる甘味だけではなく

米・芋類などのように、よく噛んで唾液と混ざることでじわじわと感じる甘みもあります。

 

多様な甘みを感じる食習慣にすることも、味覚形成の基礎を作る

幼児期の食事において重要です。

 

また、「美味しさ」を感じる要素は味以外にもたくさんあります。

 

食感・舌ざわり・鼻をぬける香りと共に感じる豊かな味覚は

脳の成長や食の表現力にも繋がります。

 

乳幼児期からよく噛む食習慣ができていると、味覚形成だけでなく

・むし歯や歯周病予防

・よい歯並び

・脳の活性化

・集中力が高まる

・正しい呼吸

・姿勢が整う

・消化の胃腸の負担を軽減させる

などの全身的にも好循環が生まれます。

 

美味しさを十分に味わうことは、単に味だけにとどまらないのです。

 

そのほかにも、「おいしさ」は5味以外の要素との組み合わせでも

感じ方が違って現れます。

 

例えば、硬い・柔らかい・熱い・ぬるい・冷たい・滑らか・ざらざらしている

などの食感や、その時の体調・誰とどんな環境(雰囲気)で食べるか

などでも味の感じ方に違いがでます。

 

もし今お子さんの好き嫌いで悩んでいるママやパパがいたら

「自分の料理が美味しく調理できなかったから」と自分を責めずに

子どもの時期には好き嫌いがあって当然。

 

むしろ成長の証なのだということを思い出してみてください。

 

そのうえで、おとなが食を楽しみ良く噛んで食べる様子を

日々の食卓でお子さんに見せてあげてください。

 

そうしたママやパパの様子を見ること、真似すること、

さまざまな食の体験することを通して、子どもの味覚は成長発達を遂げるのです。

 

今回は、「なぜ人は甘いものが好きなのか?」という謎に迫ってみました。

甘味は生まれながらにして好む味がゆえに甘味嗜好に偏りやすいということを

知っていただけたかと思います。

 

今までとは少し角度を変えて、人の本能的な特性をむし歯予防のポイントに

活用してみるのも良いのではないでしょうか。

 

参考文献:

厚生労働省 「食を通じた子どもの健全育成(-いわゆる「食育」の視点から-)のあり方に関する検討会」報告書について

 

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宗田香織さんが講師を務める「うちの子専属トレーナー」資格 受講申込受付中です!

https://kodomoseiiku01.peatix.com/

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宗田 香織

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

詳しいプロフィールはこちら

 

2024.11.19

お口徹底解説〈Part8-1〉 口腔の基礎知識:子どもが甘いものを食べたがる理由

いつもブログを読んでくださっている皆さんこんにちは。

歯科衛生士・子ども成育インストラクターの宗田香織です。

 

以前、甘いものとむし歯の関係を説明した際に、「甘いものをたくさん食べることだけが

むし歯の原因になるのではない」ということをお伝えしました。

 

もちろん、甘いもの(ショ糖)はミュータンス菌(むし歯を作る菌)が大好きな栄養素です。

 

ミュータンス菌が餌を得ることで活発になってしまい、酸産性能が高まるため

歯を溶かして(脱灰)むし歯になります。

 

そのため、甘いものをたくさん食べるのはよくないのですが、

それ以上に、「ダラダラ食べをしないこと」がむし歯予防にとって

重要なポイントでした。

 

とは言っても、子ども・おとなに関わらず甘いものが好きな人は多いですね。

甘いものには人を惹きつけるような、何か特別感がありませんか?

 

実は私は、子どもの頃甘いものがあまり好きではなく、おやつで出てくるものも

お煎餅やするめなどしょっぱい物が好きでした。

 

そんな私でも時々無性に甘いものが食べたくなります。

そして、そういう時は体が欲している時なので罪悪感は持たずに

ゆったりとした気分で、ほどほどの量を食べます。

 

このように、どうして多くの人は甘いものが好きなのでしょうか?

そして、どうして好き嫌いがあるのでしょうか?

 

そこで今回は、甘いものが好きな理由と好き嫌いの理由についてお話します。

 

甘いもの好きには理由がある

①甘味嗜好

まず味覚のお話をします。

 

人の味覚は

・甘味

・酸味

・苦み

・塩味

・旨味

の、5つが基本の味覚(5味)です。

 

辛味は基本の味覚である5味には含まれず、刺激(痛み)として感じます。

 

この5つの基本の味の中には、生存本能のひとつとして遺伝的に好きな味もあれば

嫌いな味もあるのです。

 

言い換えると、生まれながらにして好き嫌いがあるということです。

 

こちらの理由については、『こども成育講座』の中でも詳しく説明しているのですが

「甘味はもともと人が好きな味」なのです。

ですから、甘いものを好むのはじつに自然なことなのです。

ただし、味覚形成期の乳幼児が砂糖の強い甘みに慣れてしまうと

米・芋類などの自然な甘みを感じにくくなることがあります。

 

また、口に入れた瞬間に甘みを感じてしまうことで

よく噛まないで食べる習慣がついてしまう場合もあります。

 

味は舌にあるセンサーの役割を担う味蕾(みらい)を介して感じます。

 

味蕾は子どもの頃は10000個程ありますが、様々な刺激が舌に加わることに

より少しずつ消失します。

 

大人では7000個程度、高齢になると3000個程まで消失すると言われています。

 

味覚形成には脳の仕組みが深く関係していて、スキャモンの発達発育曲線の

神経系(脳)の発達のピークである2~3才の時期に味覚も著しく発達し

10才頃までのさまざまな食体験を通じてその人固有の味覚が形成されます。

 

この味の感じ方によって出てくるのが「好き嫌い」なのです。

 

大人目線では、「イヤイヤ期のわがまま」「選り好みしている」と

ネガティブに映ってしまいがちですが、口腔の成長発達の一つである味覚の成長の証であり

『初めての味を味わっている証拠』『味の違いが分かっている』凄いことなのです。

 

味覚の強弱という点で考えると、年齢を重ねるにしたがって味蕾の消失と共に

味の感じ方は弱くなっていきます。

 

味覚形成の土台となる2~3才頃に濃い味に慣れてしまうと、

後から薄味にしていくことも難しくなります。

 

高血圧等の生活習慣病の予防のためにも、食事は乳幼児期の頃から

調味料は必要最低限にして素材本来の味を活かすような味付けが好ましいと言えます。

 

口に入れた瞬間または噛む前からはっきり味を感じるようなものより

何度も噛んでいくごとに5味一つひとつを感じながら、味の変化がわかると

食事の楽しみがさらに広がると思います。

 

次回は、甘いもの好きの2つ目の理由と「甘くて柔らかいもの」が好まれるわけをお話します。

お楽しみに!

 

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宗田香織さんが講師を務める「うちの子専属トレーナー」資格 受講申込受付中です!

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宗田 香織

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

詳しいプロフィールはこちら

 

2024.11.14

関西vs関東?パパママのスタイル:マタニティ&ベビーフェスタ報告

日本こども成育協会理事の大塚千夏子です。

 

春と秋に日本こども成育協会が協力参加している

マタニティ&ベビーフェスタのパパしるべブース。

10月26日(土)と27日(日)はインテックス大阪での開催でした。

 

春と同様に秋も注目の的だったのは

「パパがやってみたい大賞&ママがパパにやってほしい大賞」のポスター投票。

 

私たち協会は

「うちの子専属トレーナー認定講座」をパパにやってほしい!とPRするためにエントリーしました。

 

投票結果や詳しい内容は、この記事の最後にある「パパしるべ」サイトの報告記事(※)を

是非ご覧ください。

 

私は2日目の朝から閉会までパパしるべブースで案内係をしていました。

晴天の日曜日、多くのプレママ・プレパパ、パパ・ママとベビー、

そして、じぃじ・ばぁばと3世代の家族であふれていました。

 

春の横浜でも感じた

「パパとママが一緒に楽しんでいる姿が多い!」

は、ここ大阪でも同様で、

様々なブースでこれからの家族のことを考えて情報収集に余念のない夫婦の姿が印象的でした。

 

10年前、同じくマタニティ&ベビーフェスタの某企業のブースに2日間立ち会ったのですが

その時に目に焼き付いたのは、

 

「ママがママ友と一緒にバギーに子どもをのせて大挙してやってくる!」

 

という光景と、

パパは少数派で、いたとしても荷物番と子どものお守りのために会場の端で仕方なくいる、という風情。

 

この10年で、男性の育児参加意識が一気に高まり、

夫婦で情報収集するためにこのようなイベントに揃ってやってくる、という文化に変化したことを実感しました。

 

2023年の男性の育児休業取得率も3割を超えました。

これから子育ての景色はもっと変わっていくことでしょう。

「パパがやってみたい大賞&ママがパパにやってほしい大賞」

の投票スタイルにも発見がありました。

 

春の横浜(関東)vs秋の大阪(関西)!

どのポスターに投票するか決めてシールを貼るまでのアクションに

東西のスタイルの違いに気づきました。

 

春の横浜では、

ブースに入るや否や、サッと全体を見回して「これ!」と言ってシール投票するスピーディ直感投票。

そして、パパとママがあまり言葉を交わさずに、シールを貼った後に「どれにした?」と語り合う姿が印象的でした。

 

一方、秋の大阪。

画廊で絵画を眺めるがごとく、ポスターを眺めながら夫婦で「どう?」「これもいいけどあれもええな」などという会話をしながら、

それぞれが決めたポスターにシールを貼るシーンをよく見かけました。

 

また、その後のガラガラ抽選会では転がり出てくる玉の色に一喜一憂の声を上げるにぎやかさも

関西ならではの空気を感じました。

 

即断即決&事後の情報交換の関東

おしゃべりしながら吟味の関西

こうした投票行動でも地域性が見られるのかもしれません。

 

一組の夫婦のやり取りが私の眼に焼き付いています。

その夫婦は、それぞれでポスターを静かに吟味。

一周回ってから、全部のポスターを見渡せる場所に二人で立って、

 

「それでは『せーの!』でシールを貼るでー!せーの!」

 

と向かった先が同じポスター!

ふたりで一緒にシールを貼り終えて、思わずイエーイ!とハイタッチ☆

 

子育てを二人で楽しんでいる普段の姿が垣間見える瞬間でした。

難局に直面しても、このポジティブさがきっとこの二人を助けていくのだろう、と

思わずにはいられません。

 

子育てはスキルを手に入れるだけでなく、

「こどもをまなぶ」ことで、ポジティブな見通しを立てることができます。

 

それは、パパ・ママだけが学べばよいというわけではありません。

子どもの成育環境にいる「すべての大人」に

日本こども成育協会の「こどもをまなぶ」コンテンツに是非触れていただきたいと思います。

 

パパにやってほしい「うちの子専属トレーナー認定講座」はこちら

子育ての傍らに一冊「6歳までの子育て大全」はこちら

こどもをまなぶ講座「こども成育講座」はこちら

 

※パパしるべ:パパママギャップ全開!「パパがやってみたい大賞&ママがパパにやってほしい大賞」大阪の結果速報!

https://papashirube.com/report/maternity_and_babyfesta2024_award_osaka2/

2024.11.5

お口徹底解説〈Part7-2〉 口腔の基礎知識:激変する乳幼児期の【口】のしくみを理解しよう!

こんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。

 

前回に引き続き、激変期にある子どもの口について深く掘り下げてお伝えしたいと思います。

 

前回の記事はこちら▼

お口徹底解説〈Part7-1〉 口腔の基礎知識:見た目は同じでも、子どもと大人の【口】には大きな違いがある!

 

高さができることで起こる子どもの口腔の機能の変化

口腔内に高さが生まれることで変化のひとつ目は、

「口の中に物を停滞させられるようになること」です。

 

生後間もない赤ちゃんにとって、首に巻くスタイや口周りをサッと拭ける

タオルやガーゼは必需品かと思います。

 

でも思い返したら、いつの間にかスタイをしなくても口周りや洋服が

べちょべちょに汚れるということが少なくなっていたのではないでしょうか?

 

これはまさに、口腔領域の成長発達により口腔内に高さができ、

唾液を貯めるスペースができたためです。

 

そして、口の中で舌を動かすスペースかできることなども相まって

離乳食が始められるようになるのです。

 

 

変化のふたつ目は、「舌の動きが大きくなること」です。

 

口腔内に高さができたことにより舌を大きく動かすスペースができると

口の巧緻性(こうちせい:器用さ)が発達していく、ということです。

 

舌の動きが大きくなると共に、口を閉じておく、または大きく開けるなど

口腔周囲筋の動きも活発になります。

 

そして協力して動かす(協調動作)ことで、噛んで飲み込む(咀嚼嚥下)機能も上がり

食の段階がステップアップしていきます。

 

これにより、離乳食の食材や形・固さなど徐々に食べられる幅が広がっていきます。

離乳食は初めての食材に慣れる時期でもある

離乳食は初めての食材を食べられる喜びと共に

『これ、なんだろう?!』『さっきのと違う??』『食べて大丈夫な物??』と

食材を吐き出すこともありますね。

 

離乳食を食べてくれないとママやパパはがっかりしてしまいますが

子どもにとっては初めて食べる食材や味に慣れていないもの。

 

また大前提として、初めましての食材は食べ物であるという認識もないので

味だけではなく、食感や温度を感知して「異物」と感じ吐き出すこともあります。

 

人間の本能として命を守るための行動ですが、大人にとっては好き嫌いとして映ってしまうため

子育てのお悩みになってしまうことも少なくありません。

 

しかし、これはお子さんがまさに成長発達しているという表れなので

「離乳食は食材にも慣れる練習期間」と捉え、焦らずに心配しすぎないことが肝心です。

 

何度か食べる経験を重ねるだけでなく、ママやパパが美味しそうに食べている様子を見るなどによって

『これは食べても大丈夫な物なんだ』『ママやパパと同じ物が食べてみたい』『美味しそう』

とお子さんが安心するタイミングを少し待ってみましょう。

 

また、お喋りや表情の幅も広がるなどの嬉しい変化もあります。

日々のお子さんの変化を楽しめるとよいですね。

 

 

私たちが普段当たり前に行っている「食べる」「話す」「喜怒哀楽の表情」などは

こうして多くの段階を経て変化してきました。

 

これらは生後間もなく急速に起こる成長・発達の土台があってこそです。

 

お子さんが成長・発達の一つひとつのステップを踏めるよう

サポートするコツを知っておくとママやパパの安心感にも繋がるでしょう。

 

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宗田香織さんが講師を務める「うちの子専属トレーナー」資格 受講申込受付中です!

https://kodomoseiiku01.peatix.com/

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宗田 香織

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

詳しいプロフィールはこちら

 

2024.10.31

子どもと一緒におもちゃで遊ぶときの「大人の心得」チェックリスト

ぎゅって(株式会社こどもりびんぐ)「こまりんこさんの ナルホド! 子どもの育ち<おもちゃ編>」では、

弊協会理事・認知発達支援と視聴覚教育メディアのコンテンツ開発専門家 沢井佳子先生が

「親と子どもがおもちゃで一緒に遊ぶ」をテーマに こまりんこさんの質問に回答しています。

 

紙面で一部紹介している「子どもと遊ぶとき、ここをチェック!」について

新生児から5歳ごろまでのフルバージョンをこちらに紹介します。

 

こちらのチェックリストに留意しながら、お子さんと一緒に遊んでいる大人の様子も含めて動画に記録してみてください。

 

パパ、ママの日ごろの声がけや関わり方を客観視することができますので、ぜひご活用ください。

 

※ぎゅって(株式会社こどもりびんぐ)「こまりんこさんの ナルホド! 子どもの育ち<おもちゃ編>」は、11月頃の発行予定です。

発行されましたら、日本こども成育協会公式HPでもお知らせいたします。

 

PDF版をこちらからダウンロードできます

日本こども成育協会カレンダーCALENDAR

理事 総合監修沢井 佳子(さわい よしこ)

こどもの心理発達と行動を7つの領域から観察することで、それぞろえの領域で「今できていること」と「これからできること」を見つけ、こどもの状や胃や個性に合わせた適切なコミュニケーションを生み出すことができます。
この講座では「こどもの今」を多角的に観察するためのアプローチをお伝えします。

日本こども成育協会YouTubeチャンネルはこちら