いま、子どもから青年、親世代から高齢者に至るまでの多世代が、
一人ひとりの 「こども」 に寄り添い、子どもの本質を見つめ「こどもを学ぶ社会」が求められています。
日本こども成育協会は、次代を担う子ども(0 歳~ 10 歳ごろ)の成長と発達を理解し、子ども一人ひとりが、自立した個人としてひとしく健やかに育つことができるよう、 最適な成育環境(人間・空間・時間・情報システム)の構築を目指します。

子どもの成育環境にあるモノやコトを創り出すことを「こども成育デザイン」と呼んでいます。
「育つ子ども」と「育てる大人」の幸福に配慮した「こども成育デザイン」が、
あらゆる産業やコミュニティにおいて、実現するように本協会は、発達心理学および子どもの成育に関する
諸科学の知見に基づいて製品やサービスの開発、人材育成の支援を行います。

現在、本協会では以下の「 3 つの視点」から子どもを学び、成育環境を構築する事業を行っています。

実績ACHIVEMENTS

ピックアップPICK UP

2024.5.28

『こそだてDAYS』のひろこ先生 『遊び食べ』の上手な対処法を解説!

当協会メディアパートナーの一つである『こそだてDAYS』さんで、こども成育〈食専科〉講座 ディレクターであり管理栄養士の隅弘子さんと協会が記事の監修をしています。

好評の離乳食シリーズに続き、今回のテーマは『遊び食べ』です。

離乳食が始まってしばらく経つと始まる遊び食べ。その原因や対策方法などを解説しています。

https://www.kosodatedays.com/yogomanga/play-and-eat

 

お知らせNEWS

2024.5.28

『こそだてDAYS』のひろこ先生 『遊び食べ』の上手な対処法を解説!

当協会メディアパートナーの一つである『こそだてDAYS』さんで、こども成育〈食専科〉講座 ディレクターであり管理栄養士の隅弘子さんと協会が記事の監修をしています。

好評の離乳食シリーズに続き、今回のテーマは『遊び食べ』です。

離乳食が始まってしばらく経つと始まる遊び食べ。その原因や対策方法などを解説しています。

https://www.kosodatedays.com/yogomanga/play-and-eat

 

2024.5.17

うちの子専属トレーナー認定講座 クラウドファンディングファーストゴール達成記念!5/23(木)20時スタート「うちの子ZOOM相談会・無料LIVE配信☆」

日本こども成育協会は、メディアパートナーの『パパしるべ』さんとパパに向けた資格講座を開発しています。

パパたちがより主体的、かつ自信をもって育児参加できるよう当協会の「こども成育講座」をモニター受講いただいた現役パパの声を取り入れ、パパ向けのオンデマンド資格取得セミナー『うちの子専属トレーナー講座』です。

現在実施中のクラウドファンディングでは、おかげさまでファーストゴールを達成することができました!

それを記念して、『うちの子専属トレーナー講座』の講師陣が子育てのお困りごとに直接お答えするZOOM相談会を無料LIVE配信します!

当協会からは、基礎講座となる子どもの心理発達を担当した理事の沢井佳子先生、「はみがき」トレーナー講座を担当した歯科衛生士でこども成育インストラクターの宗田香織さんが参加します。

また、夫婦間コミュニケーションの心構えを伝える基礎講座を担当した『パパしるべ』編集長の杉山錠士さん、「ワイルドベビー」トレーナー講座の櫻井優司さんも登場!

パパやママはもちろん、育児中でない方の参加も大歓迎です!

詳細はこちら▼
モニター100人目標!はみがきなどに迷えるパパのためのセミナーを開発したい!
https://camp-fire.jp/projects/view/742632
(CAMPFIRE for Social Good)

育休中パパ&ママ必見!子育てのアレコレ相談しよう!うちの子ZOOM相談室・無料LIVE配信!
https://uchinokosenzoku240523.peatix.com/view
(Peatix)

2024.5.16

コクヨ社の「ハローファミリー」コラムに沢井佳子先生の取材記事が掲載されました

当協会理事の沢井佳子先生が、コクヨ社の家族見守りサービス「ハローファミリー」にて、子育てにIoTデバイスを取り入れるメリットや効果的な使い方についてお話しています。

ご一読ください。

規則正しい生活習慣が育む子どもの「考える力」
前編
https://hellofamily.kokuyo.co.jp/view/page/column031

後編
https://hellofamily.kokuyo.co.jp/view/page/column032

2024.5.15

日本こども成育協会公式YouTubeチャンネル 更新しました!

『こども成育講座』で「こどもの心理発達」を学ぶ意味、と『こども成育デザインラボ』等で協会が追求している「こども成育デザイン」について当協会理事 沢井佳子先生が解説しています。
 
是非ご覧ください。
 
【3分で解説!】こども成育講座_なぜ発達心理学を学ぶのか?
【3分+で解説】こども成育デザインとは?

ブログBLOG

2024.6.18

糖分入り飲料を多飲することで欠乏する栄養素とは?

こんにちは。一般社団法人日本こども成育協会 食専科ディレクターの隅弘子です。

前回に引き続き、熱中症予防に関して管理衛生士の視点からお話しします。

熱中症対策を考える前に知っておきたいこと

 

飲みやすい飲料を常飲するとビタミン不足につながる?

前回、水分補給としてスポーツドリンクやイオン飲料などの糖分入り飲料は

量と頻度を注意したいとお伝えしました。

こうした飲料は、汗をかき水分とともに失われるミネラルを補うために

「よかれ」と思って選択される場合が多いと思います。

 

それでは、糖分入り飲料を多飲することで生じるデメリットとはなんでしょうか?

 

スポーツドリンクなどは、糖分(すなわち糖質)を加えることで

飲みやすくなっているのですが、その糖分を代謝するためにはビタミンB1が使われます。

 

ビタミンB1は、主に豚肉や豆類などに多く含まれる栄養素ですが

糖分入りの水分補給が続くことによって、ビタミンB1が追いつかなくなります。

 

すると、「ビタミンB1欠乏症」が起こりやすい状況を生み出してしまうのです。

 

実際に、幼児でもこの「ビタミンB1欠乏症」が報告されています。

 

欠乏症の症例一部には、膝の下のくぼみを叩いて足が自然に跳ね上がるかを

見て判断することで知られる「脚気」の症状があります。

 

また最近では、体調不良時にイオン飲料の多飲によるウェルニッケ脳症を

発症した事例(※)なども報告されています。

 

イオン飲料は、カリウムやナトリウムなどの電解質を含んでいると同時に

糖分も含まれているからです。

 

※日本小児科学会イオン飲料水の多飲による ビタミンB1欠乏症

https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/shokuiku_12-3.pdf

子どもたちが水や麦茶を積極的に摂るためには

子どもは大人以上に水分を必要としていますが、適切な水分補給の選択を

意識することが大切だと言えます。

 

水や麦茶を飲み慣れないお子さんであれば、園でお友だちと一緒に飲水タイムを

設けるなどの対策によって、水や麦茶を摂る習慣をつけることも一案です。

 

また、自分から「喉が渇いた!」と十分に言えないことを踏まえて

大人から定期的に声かけていきましょう。

 

さらに園においては、水や麦茶を中心に日常の水分補給をすることが大切ですが

高温期は麦茶なども傷みやすくなります。

 

1日に複数回は作り直し、作ったものを温かい場所に放置しないなど

衛生対策も万全におこなってくださいね。

 

以上を参考に、猛暑が予想されている今年の夏も元気に乗り切っていきましょう!
 

 

隅弘子 一般社団法人日本こども成育協会食専科ディレクター・管理栄養士

【略歴】
mamaful(子育てが楽しめる支援をいっぱいに)を屋号に乳幼児を育てる保護者支援を中心に活動している。

都内子育て支援施設内での食事相談・離乳食教室の開催をはじめとして各種講座の講演や企画を行う。

子育て支援サイトや保育士求人サイト内でのコラム記事協力を行う。

詳しいプロフィールはこちら

2024.6.11

熱中症対策を考える前に知っておきたいこと

こんにちは。一般社団法人日本こども成育協会 食専科ディレクターの隅弘子です。

歯科衛生士 宗田香織さんからの記事を受けて、熱中症予防に関して管理衛生士の視点から

引き続きお伝えします。

毎日の食事をベースに熱中症を予防しよう

熱中症対策に欠かせないドリンクとのむし歯にならない上手な付き合い方

 

今年も猛暑が続くという予報を聞くと、塩タブレットや塩に特化した商品がたくさん出回るのかなと感じますが

そうした商品だけに頼らず、適切な食事や水分補給で元気な体を維持していただくためのヒントをお話したいと思います。

 

大人の約2倍の水分を必要とするこども

私たち人間が必要とする1日の水分量 は下記の通りです。

【体重1kgあたりの水分必要量】

乳児期 125~150ml /幼児期 90~125ml /成人50~70ml

※ 子どもの食と栄養改訂第3版(中山書店) p41食物繊維と水分より

 

成人に比べると乳児で2.5倍、幼児でも1.8倍必要とされています。

乳児のもちもちとした肌を維持するためにも、水分がたくさん必要ということが想像できますね。

 

また、不感蒸泄(ふかんじょうせつ)といい、無自覚のまま皮膚などから蒸散する目に見えにくい水分蒸発量も

大人に比べて乳幼児は多くなります。

 

こうしたことからも、適切な水分補給を毎日の習慣に組み入れることがとても大切なのです。

 

水分補給の基本はより水に近いものを

「水が失われるので単純に水を補う」

まさにこれに尽きるのですが、その温度や、水や麦茶を飲む経験をどれだけしているかといった違いもあり

なかなか摂取できないというケースも考えられます。

 

保育園などでは、基本的に麦茶を提供していることが多いと思いますが

幼稚園児の水筒にはイオン飲料やスポーツドリンクが入っているというケースも考えられます。

 

これだけ暑いと発汗量も多いため、保護者の方が心配されての判断なのだと察します。

これらの飲料は、水分とともに失われるミネラルを補うための選択肢のひとつではありますが

その量や頻度にはやはり気をつける必要があります。

失われるのはカルシウムだけではない・・・食事や間食から補給をベースに

発汗とともにカルシウムが失われると、前回の宗田香織さんの記事でお伝えしました。

カルシウムはミネラルと総称される栄養素の仲間のひとつです。

さらに、汗がしょっぱいことから想像しやすいナトリウム、およびカリウム、マグネシウム、鉄なども同様に失われていきます。

 

丈夫な歯の材料としてのカルシウムを含め、成長発達の著しい乳幼児はもとより、大人もミネラル全般を補給することは大切です。

 

カルシウムといえば牛乳・乳製品と考える方が多いですが、乳アレルギーのお子さんの場合では

小松菜などの青菜、しらすや小魚、大豆製品など様々な食材で補うこともできます。

 

そのほかミネラル全般を補おうとするのであれば、やはり食事や間食で補うことが重要です。

具沢山の味噌汁やスープ、夏場であれば冷製のポタージュ風などの汁ものを積極的に食事に取り入れることも

補給の仕方としては望ましいと思います。

 

次回は、スポーツ飲料などの糖分入り飲料を常飲することの栄養面から見た弊害などをお伝えします。
 

 

隅弘子 一般社団法人日本こども成育協会食専科ディレクター・管理栄養士

【略歴】
mamaful(子育てが楽しめる支援をいっぱいに)を屋号に乳幼児を育てる保護者支援を中心に活動している。

都内子育て支援施設内での食事相談・離乳食教室の開催をはじめとして各種講座の講演や企画を行う。

子育て支援サイトや保育士求人サイト内でのコラム記事協力を行う。

詳しいプロフィールはこちら

2024.6.4

182%達成でクラウドファンディングも終了!『うちの子専属トレーナー』

こんにちは! 日本こども成育協会の「中の人」です。

 

6月に入りました。

関東はまだ梅雨入りはしていませんが、咲きはじめの紫陽花を見かけると

夏へと季節が移り変わっていくことを実感します。

 

この春は、協会としては初めての試みとなる「パパ」を主な対象とした

オンデマンドの資格講座『うちの子専属トレーナー』の開発に注力してきました。

 

協会のメディアパートナーとしてこれまでご協力をいただいてきたパパ向けメディア「パパしるべ」さんとタッグを組み、

さらに広く、より多くのパパたちに講座をお届けできるようクラウドファンディングにも挑戦。

 

「初尽くし」となった取り組みでした。

 

皆さまからの熱い応援をいただき、おかげさまでクラウドファンディングは

目標に対して182%の達成という大きな成果を上げることができました。

https://camp-fire.jp/projects/view/742632

(CAMPFIRE for Social Good) ※終了してますがアーカイブとしてご覧いただけます。

 

また、5月23日にはクラウドファンディングのファーストゴール達成を記念して

『うちの子ZOOM相談室』のLIVE配信もいたしました。

 

当日は、沢井佳子先生をはじめとする『うちの子専属トレーナー』の講師陣がそろって

子育て中のパパやママから届いたお悩みや質問に直接お答えしていきました。

 

「中の人」ももちろん参加していましたが、各講師の方々のお話に耳を傾けながら

「まさに日本こども成育協会の神髄はここにある」と感じたことが2つありました。

 

まず一つは、子育てをポジティブに、そしてクリエイティブな活動としてとらえていることです。

 

協会の看板講座である『こども成育講座』でも同様ですが、

講師陣は「これは間違い(あるいは、これが正解)」といったコメントや

「こうすべき」という表現は極力使わないようにしています。

 

そして、目の前のお子さんをどのように観察し、どのように見守り、手を差し伸べるかの

ヒントを数多くお伝えするようにしています。

 

親御さんが肩の力を抜いて、楽しくお子さんと向き合える術を自ら見出せるよう

慣習や経験ではなく、「アカデミックな知見」に基づきながら、アドバイスするというのが

日本こども成育協会の特長であるということを再認識しました。

2つ目は、講師陣のコラボレーションです。

 

今回の相談室でも、一つのお悩みに対して、子どもの心理発達、身体、歯科といった

それぞれの分野の専門家の観点から、多角的なアドバイスをお伝えすることができました。

 

悩みの解決法は一つではなく、多様なアプローチ法があるということを知ることで

パパやママに、心理的なゆとりが生まれるのではないかと思います。

 

 

当日の様子は、日本こども成育協会の公式YouTubeチャンネルで

アーカイブをご覧いただけます。

 https://www.youtube.com/@user-ic7lk6ue3w 

 

パパやママだけでなく、子育てを応援する方々にとっても役立つ内容となっていますので

ぜひご覧ください。

 

『うちの子専属トレーナー』は、クラウドファンディングでご支援いただいた皆さまの

先行モニター受講を経て、今夏より一般リリースする予定です。

 

今後の展開にもご注目いただけましたら幸いです。

 

『うちの子専属トレーナー講座』の紹介動画はこちら▼ 

https://youtu.be/oCfVTyNlwtQ?si=35dhAvytmMK12yhF

2024.5.28

お口徹底解説〈Part5-2〉 口腔の基礎知識:熱中症対策に欠かせないドリンクとのむし歯にならない上手な付き合い方

こんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。

 

今回も「熱中症対策」について、お口の観点から引き続き解説していきます。

 

前回は、日々の食事から水分補給をしたり、唾液の分泌によって

水分不足のアラートをキャッチする大切さについてお話しました。

 

お口徹底解説〈Part5-1〉 口腔の基礎知識:毎日の食事をベースに熱中症を予防しよう

 

この記事では、熱中症対策で便利なドリンク類の摂取の仕方の注意点や

発汗によって失われやすい栄養素について取り上げます。

 

糖分を多く含むドリンク類との上手な付き合い方

夏場は、水分以外にもミネラル等の栄養も不足しがちであることを前回お伝えしました。

 

このミネラルの中に、熱中症と関係深いカリウムやナトリウムがあります。

 

激しい運動をしたときや、炎天下に長時間いて大量の汗をかく場合は、

水と同様に生命維持に欠かせないミネラルも失われていくからです。

 

それらを補うために、ジュース・炭酸飲料水・スポーツドリンクなどに

頼る場面もあると思います。

 

発汗により排出されたミネラルを速やかに摂取するという意味では

こういったドリンク類は大変便利です。

 

ただし、いずれも「糖分を多く含む」こと、「酸性度が高い」という理由から

むし歯予防の観点で少し気をつけていただきたいポイントがあります。

 

熱中症対策とむし歯予防の2つを両立させるには

・日常的に飲まない

・ダラダラ飲まない

・麦茶などミネラルを多く含み、糖分やカフェインの少ない飲み物も活用する

・飲み物以外でも塩分や糖分摂取ができるようにする

 (スイカやトマト+塩、梅干し、小さいおにぎりなど)

・飲んだり、食べたりしたら、ぶくぶくうがいをする

 

これらのポイントを意識して摂取してみてください。

 

甘く喉越しの良いドリンク類は、いつまでも飲みたくなってしまったり

常飲に繋がりやすくなったりします。

 

さらに、糖分が多く含んでいる物を「ダラダラ」と「いつも」飲む(食べる)習慣は

むし歯リスクがとても高くなります。

 

こうした点を踏まえながら上手に活用していただけると良いですね。

カルシウム不足にも注目

カルシウムは体内のミネラルの中で最も量が多く、人間の身体になくてはならない

重要な栄養素ですが、その反面、一年中不足しやすい栄養素でもあります。

 

さらに、発汗すると塩分などと一緒にカルシウムも体外に排出されてしまいます。

 

おおよそ1ℓの汗をかくと、約40㎎のカルシウムが失われるといわれています。

 

参考資料 https://www.moritayakuhin.co.jp/brand_calcium/info/column/article.php?c=62

 

皆さんもご存じの通り、カルシウムは歯の成長や歯を丈夫に保つといった

むし歯予防にも欠かせません。

 

日ごろから吸収率のいいカルシウムを積極的に摂り、暑い夏を元気にそして「健口」に乗り切りたいですね!

 

熱中症対策はバランスも大事

前回お伝えしたように、日頃から3食の食事で水分やいろいろな栄養素を

しっかり摂取することが熱中症対策においても重要です。

 

一方で、甘いドリンク類を大量に飲むことで、お腹がいっぱいになってしまい

適切な量の食事が食べられないといった影響が出ることもあります。

 

そのため、1日を通して熱中症対策のバランスを取ることも大切です。

 

また今回触れたように、歯の成長や健康に欠かせないカルシウムも

熱中症との関係が深いのです。

 

日頃の食事でカルシウムも含め熱中症対策に必要な栄養を十分摂取するには

どんな食事をしたら良いか?などについて、次回、管理栄養士の隅弘子さんからも

具体的にお伝えしていきます。

 

宗田 香織

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

詳しいプロフィールはこちら

 

2024.5.21

お口徹底解説〈Part5-1〉 口腔の基礎知識:毎日の食事をベースに熱中症を予防しよう

こんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。

 

日々変わる不安定な天候が続きますが、皆さんお元気ですか?

 

夏本番の暑さではないものの、この時期から気を付けておくと良いことがあります。

 

それは、「熱中症」。

 

熱中症に関しては以前のブログでもお伝えしていますが、春から初夏にかけてのこの時期は

思っている以上に熱中症の危険度がグッと上がります。

 

そこで、新たなキーワードを含め熱中症対策にについてお話ししたいと思います。

 

熱中症対策は日ごろの食事をベースに

皆さんのご家庭や施設ではどんな熱中症対策をしていますか?

 

時間を決めて、こまめに少量ずつ水分補給をしている方もいれば、

喉が渇いてから慌ててがぶ飲みする、食事の時にだけ水分摂取をするなど

人それぞれではないかと思います。

 

けれど、自分でコントロールがある程度できる大人以上に、子どもには配慮が必要となり

特別な場合を除いては、一日を通してこまめな水分補給が望ましいです。

 

水分摂取と聞くと、食事以外のタイミングを思い浮かべる方も多いと思いますが

実は、食事における水分摂取が鍵となるのです。

 

朝食を抜く、パン食が多い、お菓子を食事代わりにしているなどの食事スタイルが

定着していると、日常的に水分が不足している可能性があります。

 

また、例にあげたような食事が多いと、あまり噛まない食事スタイルになりがちで

唾液量も減ってしまいます。

 

よく噛んで食べると、食べ物と唾液がしっかり混ざり消化吸収の効率が良くなります。

 

食べ物の栄養素を十分活かせれば、身体の機能が上がり良質の唾液が出る

…という良い循環を作り出すことができるのです。

 

さらに、よく噛んで食べることにより唾液分泌が促され

身体の中の水分をしっかり活用してむし歯予防や免疫力のアップにもなるので

ぜひ、「よく噛んで食べる」ことを意識してほしいと思います。

よく噛んで食べることは熱中症予防にもなる!

日頃からよく噛んで、唾液で口の中が潤っていれば、水分不足による喉や口の乾き…

いわば身体が出す熱中症予報のアラームを正常に感知することができるようにもなります。

 

水分補給のタイミングを見逃さず、過不足なく水分を摂ることができるのです。

一見関係ないように思えますが、よく噛んで食べることも熱中症予防に繋がっているのですね。

 

また、水分以外にもミネラル等の栄養不足になっている場合も考えられますので

不足しやすい栄養摂取の面も、ぜひ見直してみてください。

 

お子さんの場合、一度に摂取できる量が大人に比べて少ないので

1日3回の食事と間食で様々な栄養素を摂り、そのうえで適切な水分補給をする

というように、1日を通して調整していくと良いでしょう。

 

次回も、熱中症対策について、お口の健康を守るという観点から情報をお届けします!

お楽しみに♪
 

宗田 香織

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

詳しいプロフィールはこちら

 

2024.5.14

パパやママに届け!『こども成育〈食専科〉講座』を再収録して

こんにちは。一般社団法人日本こども成育協会 食専科ディレクターの隅弘子です。

 

先日、『こども成育〈食専科〉講座』の講義を再収録しました。

 

改めて、この講座のカリキュラムを通して感じたことは、

単なる単科の寄せ集めではないことです。

 

科目を縦断して、子どもの育ちに寄り添った育児ができる講座づくりに

関わっていることを改めて再認識しました。

 

子育ては人生すごろくのはじまり?

子育てには定休日はありません。

誕生日をスタートとして、日に日にできることが増える「すすむ」マスもあれば

「なんでこうなっちゃうの?」といった悲観する「もどる」マスもあります。

 

それを繰り返しながら進んでいく人生すごろくのような一面も、子育てにはありますね。

 

「いったいゴールはいつなんだろう」と途方にくれるマスもありそうです。

 

毎日が真剣勝負、選択の連続のような日々のため、記録などつけておかないと

つい数ヶ月前に何をしていたかを思い出せないくらい慌ただしい日々でもあります。

 

ただ、このような選択の毎日であっても、だんだんコツやパターンがわかってきて

育児が楽しめるひとときや、我が子の成長に喜びを感じる場面も出てきます。

 

子どもは、目の前の大人がいちばん信頼・愛情を感じる対象者だと認識し、

親も、最初はおっかなびっくりのお世話だったかもしれませんが

日々の「すすむ」や「もどる」を通して、「かけがえのない我が子」という愛情が

より深まっていくのだと思います。

 

 

誰がサイコロをふっているの?どこかでママがするものだという深層心理

さきほどの人生すごろくに例えると、誰が一番サイコロをふっているでしょうか?

 

近年、「パパ育児」「イクメン」など父親の育児参画の高まりとともに、様々な活動が

盛んに行われています。

 

けれど、やはり「ママがすごろくをふる役割を担う場面はまだまだ多いかな」

という印象は消えません。

 

今回の『こども成育〈食専科〉講座』の再収録では、講義内で語りかける対象者を

「ママ」と言わず、「おうちの方」と子育てに携わる方全般に向けて伝えようと意識しました。

 

パパたちも、たくさん「サイコロをふる=育児に向き合う」機会が増えてくれるといいなと思います。

保育士専門学校の生徒たちに聞いた解決法では・・・

2015年(平成27年)乳幼児栄養調査(※)内に、離乳食について困ったこと

(回答者:0〜2歳児の保護者)の結果があり、「作るのが負担、大変」と回答した

保護者は33.5%にも上りました。

 

私は現在、保育士養成専門学校で教えているのですが、この調査結果を受けて

どんな解決策があるかについて、専門学校の生徒たちとグループワークを行っています。

 

まだ入学したばかりの保育者の卵たちですので、そもそもの離乳食についての知識が

乏しい中ではありますが、さまざまな解決策が出てきます。

 

そして、今年はじめて「パパが作ればいい」という意見があがりました。

 

なぜそう思ったか聞いてみると

「ママが料理が得意かどうかはわからない」

「大変と思うならそこはパパが出番でしょ」

「もしかしたら得意かもしれないじゃん」という理由を語ってくれました。

 

現役パパの生徒もいるのですが、「あげたことはあるけど作ったことはない」と

苦笑いするという一コマもありました。

 

育児はパパもママも一緒にやることで、お互いの得意や不得意を分担する方法も

大事だなと改めて感じたものです。

 

 

完璧や時短と同じくらいに回り道やムダも楽しめる育児のために・・・

大人の社会は効率を重視するのが常ですが、子育ても効率重視で進めるべきなのでしょうか。

 

「コスパ」や「タイパ」という言葉もSNSでは散見されますが、子どもの成長発達を

見守る育児においては、「効率化」という言葉は相性があまりよくないように思います。

 

「とにかくやってみて!できなければもう1回チャレンジ!がんばれ〜」の声がけや

気持ちで接して成長・発達していくのが子どもの世界。

 

時間がかかっていいのです。

 

貴重な時間をつくるには、離乳食づくりなどの負担は「コスパ情報」などを上手に活用し

必要な支援やサービスをうまく活用していくことがいいでしょう。

 

限られた時間かもしれませんが、何度も向き合って、今の子どもの気持ちや、

できること・わかることを理解しながら、一瞬一瞬の子どもに向き合うことの大事さを

子育て支援をする立場である私がもっと伝えていかねばと思っています。

 

子育て支援に貢献したいという大人はたくさんいると思いますが、ご自身の強みや

専門分野を超えて、大人社会とは異なる成長・発達が著しい「子どもの世界」

より理解し活躍できる人や保護者を増やす活動の一環として、『こども成育〈食専科〉講座』の意義を

改めて強く感じています。

 

※平成27年度 乳幼児栄養調査結果の概要

第1部 乳幼児の栄養方法や食事に関する状況[PDF形式:537KB]

(2)離乳食について困ったこと より

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000134207.pdf

 

 

隅弘子 一般社団法人日本こども成育協会食専科ディレクター・管理栄養士

【略歴】
mamaful(子育てが楽しめる支援をいっぱいに)を屋号に乳幼児を育てる保護者支援を中心に活動している。

都内子育て支援施設内での食事相談・離乳食教室の開催をはじめとして各種講座の講演や企画を行う。

子育て支援サイトや保育士求人サイト内でのコラム記事協力を行う。

詳しいプロフィールはこちら

日本こども成育協会カレンダーCALENDAR

理事 総合監修沢井 佳子(さわい よしこ)

こどもの心理発達と行動を7つの領域から観察することで、それぞろえの領域で「今できていること」と「これからできること」を見つけ、こどもの状や胃や個性に合わせた適切なコミュニケーションを生み出すことができます。
この講座では「こどもの今」を多角的に観察するためのアプローチをお伝えします。

日本こども成育協会YouTubeチャンネルはこちら