【保育博WEST2025】保育士向け「子どもをはみがき好きに導くメソッド」レポート後半

こんにちは。歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。

 

7/17(木)に【保育博WEST 2025】にて、
主に保育士さん向けの歯磨きワークショップに登壇しました。

そこで、今回のブログではワークショップレポート第2弾をお届けします。

意外と知らないお口のこと

食事・会話・呼吸・歯みがき…
と日常のすべてにおいて歯や口はとても重要な器官です。

しかし、意外と知らないことも多く、
歯みがき競争をワークショップで行うと参加者の皆さんから
必ずと言っていいほど

「今まで全然違うことやっていた。」

「初めて聞くことばかりだった。」

とおっしゃいます。

そこで今回のワークショップでは、
意外と知らないことの代表となる
“唾液”についてのお話もしました。

唾液は、

その役割を知ることで
体にとってとても大切な作用があることがわかります。

►唾液については過去ブログ参照(リンクは記事下にあります)

保育園での歯みがきの実施が少なくなっても、
園の遊びの中で唾液をたくさん出せる動きを取り入れると

『お口を健康に育てる』ことに繋がります。

 

保育士や歯科衛生士が保育園で
このような取り組みを行うことで
子どものころからの習慣となり
むし歯や歯周病の予防になるのです。

保育園と歯科のこれからの関わり方

保育園での食事や遊びは

口腔の成長発達に欠かせないことであり、
そこで歯科衛生士が関わる意義は大いにあると考えています。

また、保育園と歯科医院での連携も必要不可欠です。

 

歯科医院にいらっしゃる患者さんの多くは

「歯医者さんでこんな質問したら怒られそう…」

と心配事や悩み事を打ち明けられない方も少なくありません。

 

そこで、

園児や保護者が慣れ親しんでいる保育事業者の
皆さんからのアドバイスと共に

「どんな些細なことでも歯医者さんで聞いて大丈夫ですよ。」と、

ひとことお伝えしていただけると、
保護者の安心と共に連携のきっかけになるのではないかと感じます。

園と園医のクリニックは、検診時だけでなく
日ごろの連携を強めていくことは
保護者にとっても子どもにとってメリットしかありません。

また、

保育は保育園だけ・歯は歯科医院だけで行うのではなく、
さまざまな専門家が多角的な視点で
子どもに関わり合えることを願っています。

 

►唾液についての過去ブログ参照
お口徹底解説〈Part2〉口腔の基礎知識:

唾液が出過ぎるのはNG?なんで唾液が出るの?唾液の役割を知ろうhttps://kodomoseiiku.jp/blog/240116-2/

 

ブログ筆者:宗田 香織(歯科衛生士)

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

詳しいプロフィールはこちら

 

歯科クリニック向けプログラム
『Early Childhood Oral Academy』 トレーニングプログラム
概要: https://kodomoseiiku.jp/lp/ecoa/
第1期が9月より始動します。※学科見学可能です
第2期の募集もまもなく開始します。
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