こんにちは。日本こども成育協会の「中の人」です。
今夏は、先日開催した「ソノママ・ファミリー・ホリデー」をはじめ
親子イベントなども多く、協会としても実際に子どもたちと接する機会が
多くありました。
当協会は、子どもの育ちや発達をサポートするコンテンツを
数多く企画・開発し、お届けしておりますが、子どもたちと接する機会は
決して多くはありません。
そのため、子どもたちに出会えるイベントは楽しみでもあり
貴重な気づきの機会にもなっています。
当協会理事の大塚も、先日、日本マクドナルド社様の「ハッピーセット(R)」の
おもちゃモニターの視察に参加させていただいた際に、
企画者、作り手である大人たちがまったく意図していない遊び方を
子どもたちがしていたことを記述していました。
「つくり手の意図と、子どもの発想のはざま《後編》」
https://kodomoseiiku.jp/blog/230614-2/
また、私たちが監修業務に関わらせていただいている企業のご担当者様からも
「子どものことを実はよくわかっていなかった」というコメントを
いただくことがあります。
私たちは誰もがかつて「子ども」でした。
そして、子育てをしているか否かに関わらず、日常の風景の中に
「子ども」は存在しています。
しかしながら、子どもを「真に」理解している人は数多くないのが現状です。
「子どもとはこういうものであろう」という、根拠のない思い込みや
時に勘違いなどで判断してしまっていることも残念ながらあります。
私たち協会のスタッフも、沢井佳子先生の監修のもと
子どもの認知発達のしくみに基づいたコンテンツを発信しておりますが
それでも、時に「思い込み」や「勘違い」をしていたことに気づくことがあります。
直に子どもたちと接し、観察する機会の大切さを痛感する瞬間です。
一方で、子どもたちと日々接している場合であっても、観察の土台がないと
単に「見えている」だけになってしまうことがあります。
観察の「観」という字は、主体的、能動的に「みる」という意味があり
仏教によると、「本質を見通す智慧」のことでもあるそうです。
ステレオタイプ的な「子ども像」ではなく、その本質をとらえながら
子どもの幸せを支えられる大人を増やすべく、活動を続けてまいりたいと
気持ちを新たにした夏となりました。
「こども」を学ぶ
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