先週末、株式会社はな保育(以下 はな保育)の取締役 滝口菜穂子さんをお迎えして
協会理事 沢井佳子先生との対談を収録しました。
滝口さんとは、はな保育グループの保育士研修で沢井先生が講師を務めたことが
ご縁となり、以来、様々な交流を続けてきました。
直近では、本ブログでもおなじみの「こども成育〈食専科〉」講座」ディレクターの
隅弘子さんが野菜栽培と食育をむすびつけた取組事例の取材で
「はな保育園せきとり」様を訪問しています。
カゴメ栽培活動×食育 実施園見学レポート
「やってみよう」からみんなで楽しむ保育と食の関わり 〜「はな保育園せきとり」様(愛知県)〜〈前編〉
https://www.kodomoseiiku.jp/blog/230207-2/
カゴメ栽培活動×食育 実施園見学レポート
「やってみよう」からみんなんで楽しむ保育と食の関わり 〜「はな保育園せきとり」様(愛知県)〜〈後編〉
https://www.kodomoseiiku.jp/blog/230213-2/
「はな保育園せきとり」様には、沢井先生、協会理事 大塚も以前に訪問しており
その豊かな保育環境に感銘を受けておりました。
そこで、今回はそうした保育環境を実現されている「秘密」について
滝口さんに直接お話を伺ってみたいということで、対談企画の実現となりました。
対談は2時間近くに亘りましたが、滝口さんも「あっという間でした」と仰るほど
とても内容が濃く、私たち事務局も時を忘れてお話に聞き入っていました。
実際の対談の様子は、今後協会のYouTubeチャンネルで公開予定ですので
ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。
今回は、対談の中ではお話が出なかったのですが、先立っての打ち合わせで
話題に挙がった「子どもたちの遊びたいという意欲」について
少しご紹介したいと思います。
育児や保育、教育の現場では、「子どもの意欲を引き出す」という言葉が
よく聞かれます。
その点について、滝口さんは「意欲とは引き出すものではなく、自然に湧き出てくるもの」
であり、その意欲がすぐに実現できる環境づくりこそが大事であるとお話くださいました。
0歳児からそうした意欲は出てくるものであり、たとえば窓の外を眺めている子どもに
「窓の近くは危ないから部屋の中で遊ぼう」というのではなく、
一緒に窓の外を見ながら、その子が何に興味や関心を持ち、何をしたいのかを
引き出していくように心がけたいというお話にとても共感を覚えました。
そのためにも、親や保育士をはじめとする周りの大人に必要になるのは
「観察力」だと仰ってくださった滝口さん。
「観察力」については、協会が毎月開催している「こども成育デザインラボ・
ラボミーティング」でもテーマに据えて、回を重ねてディスカッションしてきました。
保育現場における「観察力」については、対談でたっぷりと語っていただきましたので
ぜひ今後のYouTube動画でご覧いただきたいと思います。
今回、滝口さんにトップバッターを務めていただいた対談は
「こども成育デザイン 対談シリーズ」として、沢井先生がホストとなり
シリーズ化していくことを計画しています。
各現場で、「こども成育デザイン」がどのような考えのもと、どういった具現化が
されているのかを探り、ご紹介してまいりたいと思います。
ご期待ください!!
株式会社はな保育