こんにちは。日本こども成育協会の「中の人」です。
3年間に亘り続いた感染症の状況はひとまず落ち着いた様相ですが
ニュースを見ると、国内外問わず、心が浮くような話題は少ない日々が続いています。
先日も、ウクライナの現地の方々を取材したニュースを見る機会がありました。
日々、警報と爆撃音におびえながら生活をされている方々の
心中は察するに余りありますが、特に、二人の幼い女の子を育てながら
戦火の下、暮らすお母さんの言葉が印象に残りました。
警報と攻撃は深夜にあることが多く、高層アパートに住んでいる女性は
お子さんを連れて、地下の駐車場に避難するそうです。
警報が止んでも、そのまま地下に停めた車の中で夜を明かすことも
多々あるとのこと。
決して快適とは言えない車中泊。
子どもたちを寝心地の良いベッドで寝かせてあげたいけれど
いつ何が起こるかわからない恐怖もあります。
「自分の判断が、子どもたちの命を左右してしまう…」
大粒の涙を流しながら、そう語る女性の言葉がとても痛ましかったです。
こうした有事だけでなく、日々の生活の中でお母さん方は命を預かる重圧に
耐えなければならない場面が多くあります。
「中の人」も、最近子ウサギを飼い始めましたが、命や健康に関わる判断をする
責任の重さを改めて実感しています。
インターネットなどを検索すれば、簡単に数多くの情報を入手できるがゆえに
その中から何を選び取るかというのは、むしろ困難になっている印象があります。
そして、その判断が果たして正しいものなのか、常に自問自答が続きます。
子育てに懸命なお母さんであればあるほど、こうしたプレッシャーは
大きくなるようです。
日本こども成育協会では、こども成育インストラクターが講師となって
お母さんやお父さんを対象にしたセミナーを数多く開催してまいりました。
こうしたセミナーでの感想としては、「目からうろこが落ちました」と
いった新しい視点を得られた驚きのお声も多くあります。
一方で、「自分のやっていることが正しかったのだとわかり安心しました」
というお声も数多く頂戴します。
情報を提供するのみならず、このようにお母さんがご自身の育児に対して
ホッと安心できたり、自信を持って笑顔で取り組めるような機会を
提供することの大切さを実感する瞬間です。
こども成育インストラクターを養成する『こども成育講座』の講師陣も
講義の中で、知識を教えるだけでなく、その知識をもってどのようにお母さん方へ
お話をするかといった伝え方まで言及するようにしています。
今後も、数多くのこども成育インストラクターが、お母さん方の肩の力を抜く
一助になるべく、今後も活動を続けていかねばと思う今日の頃です。
『こども成育〈食専科〉』について詳しくはこちらをご覧ください。