『マタニティー&ベビーフェスタ』ワークショップQ&A《前編》

こんにちは。歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。

 

GWは様々なイベントが開催されあちこち賑わっていました。

私もイベントに登壇したり、友人とずっと参加したかったイベントに

出かけたりしてきました。

 

今回は、4月にパシフィコ横浜にて開催された『マタニティー&ベビーフェスタ』の

ブースセミナーとして開催した【親子で楽しく歯みがき競争】での様子と

パパやママからいただいた質問についてご紹介します。

 

【親子で楽しく歯みがき競争】は、私が活動する中で

いつかこんなワークショップをしたいなと思っていたコンテンツです。

 

昨年の『マタニティー&ベビーフェスタ』でお披露目させていただきました。

 

お子さんも保護者の方も、私の想像をはるかに超えて、

楽しく真剣に体験してくださっていた様子が印象的でした。

 

是非今年も皆さんとワークショップがしたいと思っていました。

 

「うちの子歯みがき嫌いで…毎晩大変なんです」

「どうやって磨いたらよいか、ちゃんと磨けているか心配…」

という保護者の方の心配をよそに、ワークショップが始まる前から

準備していた歯ブラシや顎模 型(歯の模型)にお子さんは興味津々。

 

歯ブラシを手に取り『こうやって磨くんだよー』と歯みがきのマネをして見せてくれたり

顎模型を離さずじーっと観察する姿は本当に嬉しくなります。

 

ワークショップが始まってからも、集中して歯みがき競争を楽しんでくださっていました。

 

さて、ここからはワークショップで保護者の方からいただいた質問をご紹介しつつ

口腔ケアのポイントを加えて解説します。

Q1)『一生懸命磨いても汚れが取れない!』8才パパ

A1)

歯ブラシの毛先がつぶれないように当て、その場所だけで

小さく揺らすようにしてみてください。

歯みがきの誤解で多いのが、「力を入れて磨けば汚れが落ちる」です。

 

しかし、力が強すぎると毛先がつぶれます。

 

歯ブラシを大きく動かして擦ると、歯と歯の隙間や嚙み合わせの面の凸凹は

毛先が浮いてしまいます。

 

このような当て方・磨き方ですと、かえって食べかすやプラーク(歯垢・細菌の塊)が

取れないのです。

 

むし歯や歯周病になりやすい隙間や凸凹した部分は特に、

歯を一本一本丁寧に磨くようにしま しょう。

 

Q2)『いつも暴れて磨かせてくれない…歯みがきは毎日戦いです』     

   3才・小学生のママ

A2)

ママが笑顔で楽しくなるような声掛けや、実況中継をしながら

歯みがきしてみてください。

 

下のお子さんであれば、まずはママやパパが歯みがきをしている様子を見せてから

お子さんの歯みがきをする。

 

上のお子さんの仕上げ磨きであれば、

「磨きにくいところはどこだった?」

「フロス のお手伝いをするね」など、お子さんが歯みがきの主役になるような

声掛けをすると積極的に歯みがきして、あるいはさせてくれます。

 

大好きなママやパパが楽しそうにカッコよく歯みがきをしていれば

お子さんは真似して自分もやりたくなります。

 

無理矢理押さえつけてするより、どんなふうに声掛けしたら

お子さんが興味を持ってくれるか、仕上げ磨きであればお子さんと一緒に

口の健康管理をするという意識を忘れずに。

 

次回も引き続き、ワークショップでいただいた質問とそのお答えを紹介します!

 

********************************************

宗田香織さんが講師を務める「うちの子専属トレーナー」資格 受講申込受付中です!

https://kodomoseiiku01.peatix.com/

********************************************

 

宗田 香織

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

詳しいプロフィールはこちら