あまり食べてくれず食事の支度が辛い(1)

いつもブログを読んでくださっている皆さん、こんにちは。

こども成育インストラクターアンバサダーで歯科衛生士の宗田香織です。

久々のブログ投稿になりますが、今回はお子さんの食が細いというお悩みへの

アドバイスを2週にわたってご紹介したいと思います。

 

Q. 離乳食が始まった頃からあまり食べてくれず食事の支度が辛い。

娘がもうすぐ3才になります。

好き嫌いはあまりないようですが、今も食が細く栄養面や健康が心配。

どうしたらよいですか?

 

お母さんからこんなご相談を受けたら、皆さんはどのようにお答えしますか?

私の知り合いにも同じように悩んでいたお母さんがいらしたので

その当時のことを参考に、以下のようなアドバイスをしています。

 

離乳食から現在まで、心配しながら子育てをしていたお母さん、とても大変でしたね。

お子さんは好き嫌いが無いようですし、健康診断等で問題も無いようなので安心しました。

 

なぜ食が細いのでしょうか。その理由を

① お母さんの食事の様子
② お子さんの食事の様子
③ 食事とおやつの位置づけ

の3点から考えていきたいと思います。

 

①お母さんの食事の様子 

お子さんの食の相談をされた時、一番最初にお伺いするのは、

お母さん自身の好き嫌いの有無です。

 

次に、好き嫌いがない、または少なくてもお食事を楽しんでいるかどうか?

そして美味しそうに食べている姿を見せていますか?

ということをお伺いします。

 

離乳食の期間は食事の介助が必要なので、お母さん自身のお食事は

お子さんに食べさせてから摂られるお母さんが殆どかと思います。

 

しかし、こどもは“食べる”という行動自体を知らないので

まず最初の一口だけでも良いので一緒に食卓に座って

大人が食べる姿を見せてあげて欲しいのです。

 

できればその時に『今日のご飯は○○だね』『○○はどんな味がするかな』

『ママは○○が大好きなんだ』『○○ちゃんと一緒に食べると美味しいな』など

お子さんが目の前の食べ物に興味がわくような声掛けをしてみるのも良いですね。

 

また、食卓に料理として並ぶまでにもお子さんが食べ物に興味を持つきっかけは

スーパーでのお買い物・料理中のお母さんの様子・絵本やテレビ番組で目にした

食べ物・お友達が好きな食べ物…など日常の中に溢れています。

 

まず、一番は周りの大人が食べ物への興味を示しお子さんと共有することで

お子さんが目の前の食べ物に安心感と興味を持ってもらうことから始めてみてください。

 

特に、お料理が苦手なお母さんは料理のレパートリーが少ないことを悩んだり

なかなかうまくいかない…とご自身を攻めてしまう方が多いですが

料理を作らなきゃと無理をせずにお子さんと一緒に食べる時間を共有すること、

お母さんが楽しんで食べることそこから始めてみませんか。

 

来週は、② お子さんの食事の様子 ③ 食事とおやつの位置づけ

についてお伝えします!

 

次週につづく。