A:応援アドバイス:隅 弘子(すみ ひろこ)先生
よく食べるお子さんなのですね。元気があってなによりです。
こどもたちには、日々の元気を保つために必要な食事量と、からだを大きくするための食事量があります。
おとなが考える以上に、こどもには栄養が必要なのです。
どのくらいが適量の食事量なのかは、重量以外にもみるべきポイントがあります。
そのお子さんにとって、適切な固さになっているかどうかです。
お口の中の発達レベルによって、適当な固さかどうかを判断する必要があります。
毎回、離乳食ガイドの量感から逸脱するような量を食べるのであれば、歯の発達に対して食べものがやわらかすぎている可能性があります。
飲み込み食べになっているかもしれません。
これは早食いの原因にもなります。
一度お子さんが食べているところを観察し、お口の中でもぐもぐを十分にしているか、チェックしてみてください。
丸飲みに近い食べ方でしたら、もぐもぐの仕方をお母さんが見せながら食べる訓練をくわえてみてください。
手づかみ食べや、スプーンなどの食具をつかって食べることで、簡単に口にほうりこまない工夫をしてみるのもいいですね。