Q:【食べ方のこと】楽しんで食べるのはよいですが、限度を超すと遊び食べをしたり、ふざけ始めたりします。食べている途中にお茶やごはん、野菜などいろいろな食材を混ぜて遊び食べする子どもに、どのように対応したらよいでしょうか。

A:応援アドバイス:瀬尾 知子(せのお ともこ)先生

保育園での生活の中で、子どもたちは「ここまではしても良い事、悪いこと」といった社会のルールを色々な場面で試しながら学んでいます。
食事場面でも、どこまでが「楽しく食べること」で、どこまでが「自分は楽しいけれども、周囲の人には不快な思いをさせていること」なのかということを、「遊び食べ」などの行動で試しながら、社会のルール、食事のルールを学んでいます。

「皆が気持ちよく生活を送ることや、食事をすること」とはどういうことなのか子どもに話をして伝えることが大切です。大好きな先生の言葉や行動は子どもの心に届くと思いますよ。

瀬尾知子先生

「こどもの食認識カード」という独自の子どもに対するインタビューツールを開発。全国各地の保育園等で調査を行うなど、「子どもの食行動」について研究を深めている。

秋田大学教育文化学部・准教授
お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科
博士後期課程単位取得退学。
博士(生活科学)
10年間の中学・高校での教職経験を経て、現職。
専門は発達心理学、幼児教育学