A:応援アドバイス:竹内 泰子(たけうち やすこ)先生
じっとしていないのはなぜでしょう? 活動性の高い時間に遊びたいのに、歯ブラシを強制すると嫌がります。多動性などの問題が関連することもあります。完全に磨こうとすると1分以上かかりますが、子どもの頭を膝の上に乗せてお話をしながら、トータルすると1日30秒ぐらいで済ませれば、こどもが我慢できる範囲ではないでしょうか。
子どもが話そうとしたら阻止するのではなく、歯ブラシの手を休めることを優先しましょう。一度に全部を磨かなくても、今日は右上の歯だけ、翌日は右下の歯、など部位を決めて分けて磨いてもOK。順番を決めておけば、磨き残しも心配もありませんね。
大切なことは完璧に磨くことではなく、習慣化にあります。お母さんのストレスが子供の歯ブラシ嫌いの原因にならないように、歯ブラシ時間はスキンシップの時間ととらえるのも一つの手ではないでしょうか。