こんにちは!理事の大塚千夏子です。
最近数字が気になっています。
特に、子どもに関わる数字は私たちに常に警鐘を鳴らしています。
厚生労働省が26日、人口動態統計の速報値を公表しました。
2025年に日本で生まれた子どもの数(外国人を含む)は70万5809人。
昨年末発表の推定値「日本人の出生数」66万5千人の数字よりは多く見えますが
この10年で3割減という事実は変わりません。
国の将来推計(2022年)では
2025年は77万4千人
2042年に70万1千人
と、推測されていました。
つまり、
国の予測よりも17年 も 早く70万人となり、
110%、もしくはそれ以上の速いスピードで人口減が進んでしまっています。
これが事実です。
日経新聞WEB版の記事に
“出生数は比較可能な1899年以降で最も少なく…”
という記述があり、すぐに調べてみました。
■出生数と人口
<127年前の明治時代>
1899年(明治32年)の出生数 138万人(人口:約4,400万人前後)
<日本が一番落ち込んだ第二次世界大戦終戦時>
1945年(昭和20年)の出生数 130~140万人推定(人口:約7200万人)
人口が1/3の明治時代、
多くの現役世代が戦地に散った終戦時、
子育て環境は今に比べて決してよいとは言えない時代でも
100万人を優に超える出生数です。
そして、経済的にも成熟し、戦争のない80年を経て
そこにあったのは人口減です。
出生数が100万人を切ったのが2016年
それから10年であっという間に3割減です。
■奪われる前に 良質な成育環境に「あかちゃんを招き入れる」
私たちは少子・人口減社会の真っただ中にいます。
「少ない子どもは市場価値がない」などと考えていると大けがをします。
後手に回っている今だからこそ
「こども」を軸に考えなければなりません。
誰もが簡単に想像できることですが子どもの数が減ると何が起こるのでしょうか?
全ての分野において確実に顧客数が減る、ということです。
だからこそいち早く
良いサービス、よい製品、よい成育環境に
子どもを招き入れていく必要があります。
子どものことを考えていない製品やサービスに
子どもを奪われてはなりません。
国や行政はもちろんのこと、
どの業界も、大企業も、小さなグループも、
全分野、全世代において「子ども」の存在は必須です。
生まれた子どもの数を増やすことはできません。
数の問題はいきなり解決することはないのです。
今、私たちにできることは成育環境をより良く「変える」ことです。
それは、
すべての人が「子どもを歓迎する」ことです。
子ども連れの家族を見たら親愛の目で「よく見る」ことです。
そうすれば「最適な」アクションが生まれます。
出生数は日本の成績表です。
これからも注視していきたいと思います。

