はいしゃさんを子育て生活に常駐させるには?

こんにちは。歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。

子どもを学ぶと「こどもは模倣をして『わかること』『できること』を発達させることがわかります。

特に、生命活動に重要な「食べること」については「あかちゃん」側もこちらをよく観察しています。

子どもの前での日常のやり取りは子どもにそのまま模倣され苦笑いすることもしばしば。

私たちが親御さんに伝えることは

口腔内のケアだけでなく日頃の「模倣対象」としてのふるまいです。

■どうやって食べさせるかよりも大切なこと

離乳食の進め方や好き嫌いについて相談されることがあります。
そのようなご相談時のヒントとして

・離乳食に移る前から大人が食べている様子を見せる

・「いただきます。」 「ごちそうさまでした。」など食事の際の所作も見せる

・「今日のごはんは〇〇よ。」「あ〜いい匂いがする。」など目の前の食事のポジティブな発言をする

等をお伝えしています。

怖い顔をしてスプーンを口に運ぶよりも
こうした日常の親の姿が
お子さんの食べたい気持ちを育てるきっかけになることを
ママパパだけではなくお世話をする大人に知っていただきたいと考えています。

さらに、歯科だからできることとして

“5〜6ヶ月頃になるとそろそろ離乳食の準備に不安はないですか?

下の前歯は生えてきましたか?”

などの身体の成長について伺うことができます。

 

誰もが子どもの口の中の様子がよくわからないものです。
また、自治体の歯科健診に行っていないようであれば

「ぜひお子さんのお口を見せに来てください。」とお声掛けします。

“歯医者は痛くなってからじゃないと行っちゃいけない”

と思っている方はとても多いので、

「むし歯じゃないのに行っていいんですか?!」
「歯が生えてない子どもでも見てくれるんですか?!」

と大変驚かれるますが、私たち歯科医療従事者としては

子どももおとなもお口の健康を確かめるために来て欲しいですし
歯だけではなくお口の動きや発達状況も見せて欲しいのです。

特にお子さんであれば、

なるべく早い頃から・むし歯や歯周病のお口の病気や歯並びなどの
心配ごと(子どもにとっては痛いこと)が起こる前に
歯医者さんを身近な存在として生活に取り込んでおくことが
子どもにとって大きなメリットにつながります。

お口の健康を一緒に考えてくれる「楽しい」パートナーがいることは

“子どもの人生”において大切です。

つまり、

信頼できる歯科医院が、家族の健康のために子育て生活の最寄りに常駐している、

そんな環境をつくることが子どもへの最大のプレゼントなのです。

 

そのような視点で改めて歯科のできることを見回すと
まだまだ伝えられることはたくさんある、ということを日々感じています。

 

<当記事執筆者プロフィール>

宗田 香織(歯科衛生士)

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉として活動中。

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