算数は「実際に手を動かして確かめる」からスタートしよう!

「うちの子が算数嫌いになったらどうしよう…」

日本こども成育協会・理事の大塚千夏子です。
正に算数嫌いの王道を進み、いまだに苦手意識から逃れられない大人です。

もうすぐ小学校、または小学校低学年の子どもを持つ
親御さんの心配ごとでは、
学校で学ぶ科目の苦手意識を生まないように

「今からうちの子に何をさせたらいいでしょうか?」
という声が多く挙がってきます。

実際に、

・早くから塾に通わせる
・子ども用英会話のコンテンツを利用する
・小学校受験用の絵画教室

などもあるようです。

そのような特別な手段を設けるもの「親心」ではありますが
ご家庭、園・学校などで日常的に行っていることも侮れないものです。

■楽しいときがチャンス!

クリスマスやお正月の特別なシーズンは
子どもと一緒に過ごす時間が多くなる + みんなで分ける
というシーンが多くなります。

そのような時が、実はチャンスです!

「何人いるかな?」
「みんな同じように分けよう!」

と、考える機会にしてはいかがでしょうか?

■手を使って、具体物を動かして、確かめる楽しさ

算数に強くなってもらいたいという願いから
数唱を何度も言わせたり
練習問題を数多く解かせてみたり

ただ数げいこを重ねるようなことをする前に
数を扱う楽しさを知ってもらいたい、とお話し下さったのは

協会のシニアフェローである戸次佳子(べっきよしこ)先生です。

マイナビ子育てのWEBサイトとエプソン販売のコラボ記事へ掲載する
算数問題の監修をした際に戸次先生は、

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練習問題をただ解くのではなく、
「どういう意味?」と考える力を育てることが重要です。
算数は生活の中に当たり前に存在します。

例えば…
ピザを分ける → 「1/8ってどういうこと?」を体感
お菓子をお友達で分ける → 「等しく分けるって?」を実感

こうした体験を通して、数字の裏にある意味を理解していくことが、
算数への苦手意識を減らし「楽しい」に変えるポイントです。

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と解説しています。

また、子どもが問題を解いたり、考えているときには

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・親がすぐに解き方を教えてしまわない
・答えの正誤だけに注目しない
・子どもがどう考えたかのプロセスを見る

重要なのは、結果ではなく考える過程を観察すること。
文章題や絵を使った問題は、子どもの思考を引き出すのに適しています。

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と、大人側の注意点もお話しくださいました。

実際に戸次先生が問題を解いている親子さんと一緒に出演している
動画をご覧いただけます。

エプソン販売の公式YouTubeに動画を是非、ご覧ください。