答えは「正解」か?歯科関係者と共に歩んだ『Early Childhood Oral Academy』での気づき(後編) 

こんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。

前回のブログの冒頭にお話しした私の“梅仕事”は、毎年、試行錯誤の繰り返しです。

上手くいくことよりも、失敗することやこうすれば良かった…と後から悔しい思いをすることの方が多いでのす。

毎年の天候によって梅の状態も出てくる時期もまちまちですし、

同じ分量の塩や氷砂糖で仕込んでも梅酢やシロップが上がるまでの時間も仕上がり具合も

作ってみないとわかりません。

さらに、出来上がるまでにカビが生えないか…心配で気になって仕方ないのです。

 

それを毎年繰り返してきた甲斐あってか、今年は作る時の気持ちの余裕が違いました。

そして、その余裕があるからこそ梅仕事の楽しみ方が変わり梅作りのイベントに参加してみようという心情になったのではないかなと考察しています。

 

また、作り方や買い出しの時の注目ポイントも変わった様な気がします。

モノ作りが好きで夢中になって研究する性分なので失敗や成功を繰り返して納得いく結果を出す課程が好きなのですが、ひとりの考えやできることには限りがあります。

そこで他の人の作り方を参考にしたり・ワークショップなどでプロや先人(先輩)のアドバイスを聞いて試してみないと乗り越えられない壁はやはりあるのだなぁと改めて感じました。

 

■「答え」は辿り着くもの

歯科衛生士の仕事も早いもので来年30周年を迎えます。

30年分の臨床経験は私の大切なデータとなっていて臨床にも院外での活動にも役立っています。

 

それでもまだまだ上手くいかないことや失敗・後悔・反省も多々あります。

試行錯誤の繰り返し、わからないこと・できないことにも向き合い考える続けること、

ブラッシュアップしていく努力を続けていくことで、

やっとひとつの「答え」に辿り着けるような気がします。

 

残念ながら「答え」はすぐには出ないですし、万能な「答え」はないです。

まさに茨の道…ひとりでは挫折します。

だからこそ、それぞれの「答え」を検証し合う仲間が必要なのです。

 

今回の歯科医院向けプログラム「Early Childhood Oral Academy(以下ECOA)」は

歯科衛生士だけでも歯科医師だけでもなく、

クリニックの全員で参加していただくことをお勧めしています。

 

■「結果」から考える

ECOAが提供する「結果」は

「歯科クリニックは子どもの超早期・健康教育のHUBになる」ことです。

 

そのために、

歯科の専門分野から飛び出して、子どもの発達、妊娠期からの母体と赤ちゃんの変化を

基礎知識として学びます。

 

さらには外部施設や関連機関と連携するにはどうしたらよいか?

それが子どもと親にどのようなメリットが生まれるのか、

参加スタッフ同士で考えを出し合いながら、

クリニックで実践するコンテンツの企画を練り上げ、

プレゼンまで実践するプログラムです。

 

『なんだか大変そう…』『自分にはできるか不安…』と感じたかも知れませんが

“梅仕事”のように繰り返しのトレーニングで、その心配を軽減していきます。

 

いつも同じじゃない・上手くいかないからこそ、

自分のやり方、以前の「答え」を疑い

 

どうしたら「喜ばしい結果になるのか?」を、考えて

また挑戦して、失敗してもまた工夫して…という建設的なサイクルが生まれるのです。

 

皆さんも、

まずは身近な好きなこと・趣味に取り組んでいる自分を思い起こしてみてください。

今まで感じたことがなかった意外な「答え」や「発見」があるかもしれません。

 

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ECOAトレーニングにご興味のある方は理事大塚よりガイダンスいたします。
こちらのカレンダーからお時間の予約を承ります。

https://calendar.app.google/Lti4KnLwvwG9LsMN7

 

ブログ筆者:宗田 香織(歯科衛生士)

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

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