新たに保育者となる方のげんきを応援〜入職式にて講演を行いました〜《後編》

こんにちは。こども成育〈食専科〉講座 ディレクター 管理栄養士の隅弘子です。

 

先週に引き続き、千葉県を中心に保育所を展開されている社会福祉法人高砂福祉会様の

入職式にて開催させていただいた講演とワークショップのレポートをお届けします!

新たに保育者となる方のげんきを応援〜入職式にて講演を行いました〜《前編》

 

成長発達に必要な栄養とあさから元気!のエネルギーを

味噌玉に乾物をいれるだけの味噌玉ですが、この乾物の中には

野菜・海藻・ごまなど体の調子を整える食材がふんだんに含まれています。

 

さらに冷蔵庫にあるお豆腐などくわえたら、お味噌汁だけでも

栄養が摂取しやすくなります。

 

また、エネルギーはとにかく生きる糧となる大事な栄養。

 

まとめて炊いておけるごはんをベースに、小さな子どもたちも手で持って食べやすい

おにぎりにすることで、家事の削減に少しでも貢献できます。

 

さらに、具をいれたり、混ぜ込んだりなどアレンジもしやすいのも

おにぎりの素敵なところです。

 

これだけでも、朝食を全く食べてこなかった方や、コーヒー・ヨーグルトしか摂らない

というより格段にバランスが整います。

 

子どもたちと一緒に味噌玉をつくって食育の実践へ

自分が作った製作物には、とかく愛着が湧く幼児期。

 

様々な乾物や味噌玉の具を選んでつくりあげれば、

それは世界で一つだけのお味噌汁になります。

 

お湯をいれてゆっくり溶いて、かきまぜて、おいしくなあれという魔法をかけて・・・

 

素敵な食文化とクッキングの時間にも展開できそうですね。

これから社会人となる皆様へ

学校で学んできたことをいよいよ社会で活かすことが始まりました!

とはいえ、実際は学んできたこと全てが仕事に活かせないこともあるでしょう。

 

現実は違ったと嘆くこともあると思いますが、それも経験となります。

 

また、教科書どおりにならないことは、子どもと接せる仕事の場合

特に感じるシーンも多いかと思います。

 

試行錯誤をしながら保育活動の実践をするためには、

やはりご自身の心と体の健康が第一です。

 

その土台づくりには、食事も大きな要素です。

 

「食べたものから心と身体がつくられる」

 

食べ物の力を見方につけて、素晴らしいキャリアを築いていただきたいと思います。

 

今回、このような門出の折にお話ができたことをとても嬉しく思いました。

 

みなさんで「いただきますの歌」を歌って、作った食事をたべていらっしゃる光景が

とても輝いてイキイキとした雰囲気がとても印象的でした。

 

まずはやってみようと!いう意欲を育むのが保育という現場

事後アンケートをとらせていただいたところ、95%のご参加者のご参加された方に

「とても満足」「満足」とご回答いただきました。

 

これを機に一人暮らしされる方や、ご自身のお子さんと一緒にやってみます!と

とても前向きなコメントも多くいただきました。

 

保育生活において、子どもたちが「やってみよう」と周りに励まされながら

ひとつひとつできることを増やしていく機会が多いのが保育の時間です。

 

この時間を通して、少しでもみなさまの「やってみよう」という気持ちを

応援できていれば幸いです。

 

 

隅弘子 一般社団法人日本こども成育協会食専科ディレクター・管理栄養士

【略歴】
mamaful(子育てが楽しめる支援をいっぱいに)を屋号に乳幼児を育てる保護者支援を中心に活動している。

都内子育て支援施設内での食事相談・離乳食教室の開催をはじめとして各種講座の講演や企画を行う。

子育て支援サイトや保育士求人サイト内でのコラム記事協力を行う。

詳しいプロフィールはこちら