こんにちは! 日本こども成育協会の「中の人」です。
去る7月8日に、日本こども成育協会がプロデュースしている
「日本橋こそだてカレッジ」では初となる親子プログラミング教室を
開催しました。
開催1週間前に予約で満員御礼となった人気プログラムです。
講師は、株式会社シンクプラス 代表の高橋直樹さんと
教育事業部の高橋祐希さんでした。
これまで協会が主催するセミナー等は、乳幼児期のお子さまを対象にした
内容が多かったのですが、今回の対象は5歳~10歳くらいまでと
年齢層がいつもより高めです。
内容とともに、どのようなお子さまたちに出会えるのかも楽しみに
当日を迎えました。
2020年から小学校で本格的に導入された「プログラミング教育」ですが
子どもたちが実際にどのような内容を学んでいるのかは
まだベールに包まれている印象があります。
英語などの外国語を学ぶように、プログラミング言語を学ぶのだろうか?
未来の日本産業に必要不可欠なプログラマーの早期養成?
などの疑念を抱いていたのですが、高橋さんはまずプログラミング教育の
定義づけをしてくださいました。
「論理的思考力を養うこと」がその主たる目的というお話に
なるほど!と合点がいきました。
今回のプログラミング教室では、高橋さんが開発され、お嬢さんでもある
祐希さんがイラストや教材の制作を担当されたボードゲームを使って
まずはプログラミング的思考(論理的思考)を体験していきます。
プログラミングでは、コンピュータに意図する働きをさせるために
コマンド(指示命令)を組み立てていくわけですが
そうした思考回路をコンピュータではなく、まずはボードゲーム上で展開していくのです。
子どもたちは与えられたミッションをクリアするために、頭の中で組み立てた
コマンドに基づいてカードを選び、親がそのカードの指示を順番通りに実行していきます。
![](https://kodomoseiiku.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1378-e1689059487957.jpg)
まさに、子どもがプログラマー、親がコンピュータの役割を担っている構図です。
まず驚いたのは、少し複雑に感じられたゲームのルールを子どもたちは
すばやく理解し、瞬時にゲームの世界に没入していったことです。
短時間で次々とミッションをクリアしていくお子さんもいました。
また、一緒にいたパパやママに教えているお子さんも。
そして、ボードゲームから実際のコンピュータ上でプログラミングを体験する
ゲームへと展開していくのですが、いずれのフェーズでも主導権を握っているのは
子どもたちという印象でした。
もちろん、年齢によってはまだ理解が難しい部分もありましたが
そうした際でも、その子なりの「ルール」に則って率先して楽しんでいる様子でした。
論理的思考というと難しく構えてしまいがちですが、ゲームを通じて楽しみながら
自然と力を養っていく子どもたちの姿に感動を覚え、その集中力のすごさに
圧倒されました。
笑い声に溢れたあっという間の2時間。
また、こうした機会を企画できたらと思いました。
「日本橋こそだてカレッジ」親子プログラミング教室共同企画運営 株式会社シンクプラス