<はな保育園せきとり>
名古屋の瑞穂運動場の南に位置する住宅街の中にある保育園。
園舎の1階にも2階にも太陽が降り注いでいて、園内のいたるところで元気な子どもたちの声が響きわたっていました。
一般社団法人日本こども成育協会 食専科ディレクターの隅弘子です。
野菜の栽培と食育をより結びつけた園の事例を知るために、3つの保育園に足を運び、実際に取り組みを見学させていただきました。
今回は、「楽しむしかけ」に力を入れている「はな保育園せきとり」様にお邪魔した様子をご紹介いたします。
<右より滝口園長、カゴメ飛石さん、隅、大塚一般社団法人日本こども成育協会理事>
「はな保育園せきとり」様では、
ベジ・キッズ『考える力』プログラム五感でいのちの不思議をまなぶ野菜栽培キット(以下「ベジ・キッズプログラム」)
を2022年から導入しています。
取材に伺った日は、10月の太陽が燦々と降りそそぐ、とてもよい天気に恵まれました。
トマトの栽培はすでに終了していましたが、パプリカの栽培は継続中でした。
<見学先 はな保育園せきとり様の栽培活動について>
ベジ・キッズプログラムのガイドBOOKでは、お水やりに使うじょうろを「栽培の事前準備」のひとつとして、
子どもたちにお世話をする道具への愛着づくりに役立つステップとしてガイドしています。
「はな保育園せきとり」様では、子どもたちがペットボトルにペイントしたり、シールを貼ったりして、
ひとりひとりの「マイじょうろ」を作っていました。
記録の写真を拝見して、子どもたちの楽しそうな表情から、自ら作った「マイじょうろ」でのお世話は、
より栽培に関してワクワクとした興味を引き出すことにもつながっていること、また自ら水やりをすることで、
責任感が高まる取り組みであったことがうかがえます。
「はな保育園せきとり」様では、トマトやパプリカが成長していく日々の観察・記録をこまめにとり、
栽培の様子を毎月掲示。保護者の方にも「子どもたちの栽培活動」の「いま」をわかりやすくお伝えしたそうです。
この観察・成長記録は、お迎え時の保護者との会話のきっかけにもなったとのことです。
<子どもたちの栽培活動記録>
次回へ続く
ベジ・キッズ『考える力』プログラム「五感でいのちの不思議をまなぶ野菜栽培キット」について
詳しくは下記をご覧ください。
商品サイト:
https://www.kagome.co.jp/company/kangaeru-chikara/
販売サイト:
http://patata-shop.jp/?mode=f3
隅弘子 一般社団法人日本こども成育協会食専科ディレクター・管理栄養士
【略歴】
mamaful(子育てが楽しめる支援をいっぱいに)を屋号に乳幼児を育てる保護者支援を中心に活動している。
都内子育て支援施設内での食事相談・離乳食教室の開催をはじめとして各種講座の講演や企画を行う。
子育て支援サイトや保育士求人サイト内でのコラム記事協力を行う。