子どもの成長や発達に役立つ「ものづくり」への貢献

こんにちは! 日本こども成育協会の「中の人」です。

 

先週末、当協会理事の沢井佳子先生が研修講師をされるのに同行し

久々に名古屋へ出張してまいりました。

 

研修の様子はまた改めてレポートいたしますが、200名近くの保育者の皆さまに

『観察の“解像度”が高い保育 こどもの「わかること」「できること」を

読み取ろう』というテーマで講演をいたしました。

 

研修後は、協会として沢井先生が監修を引き受けることになった

企業さまと実際にお目にかかることもできました。

 

帰京する前の短い時間ではありましたが、企業さまの取り組みに対する

お考えや熱い想いを共有していただき、今後の展開に沢井先生も

とても心弾まれたようでした。

 

 

沢井先生は長年、子どもに関する様々な製品・サービスの監修業務を

担われていますが、ここ最近は、私たち日本こども成育協会を通じて

ご依頼をいただくことも増えてきました。

 

協会理事の大塚をはじめ、事務局と二人三脚で監修業務を遂行することに

沢井先生も快く応じてくださっています。

 

そして、去る3月に開催した『こども成育デザインフォーラム』も

そうした監修業務の積み重ねがあってこそ、実現できた取り組みです。

 

 

「子ども」や「育児」を対象にした製品やサービスは

世の中にあふれかえっています。

 

一方で、作り手側の悩みや葛藤も増えてきていることを実感しています。

 

特に、沢井先生や日本こども成育協会に監修業務をご依頼くださる企業さまは

子どもに真摯に向き合い、いわゆる「子供だまし」ではなく、その成長や発達に

役立つようなものを作りたいという強い想いを抱かれています。

 

先日の打ち合わせの場でも、「自分たちが良かれと思って作ったものでも、

しっかりとした根拠に基づいているものでなければ、子どもに悪影響を及ぼして

しまうかもしれない」というお話が出ました。

 

その確固たる根拠となるのが、「子どもの心理発達」という学問的な知見であり

その知見をベースに沢井先生が生み出された「こども発達スケール®」や

「認知発達の7つの領域」といった指標です。

 

 

時代の移り変わりによって、「流行」は次々と変化していきますが

こうした科学的根拠のある「知見」は揺るがないものです。

 

企業さまがその得意な領域を活かしながら、自信を持って製品やサービスを

世の中に届けるお手伝いをすること。

 

それが、日本こども成育協会の使命の一つであることを改めて実感した

名古屋出張となりました。