ぶくぶくうがいで、歯みがき習慣を上手に身につけよう

こんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。

 

 前回は「ぶくぶくうがい」のやり方(所作)ご紹介しました。

 

 「ぶくぶくうがい」は、頬・唇・口全体を意識して練習しよう!

 

今回は、「ぶくぶくうがい」を楽しく続けるポイントや、歯みがきの導入の

ための「ぶくぶくうがい」についてお話します。

 

 

ぶくぶくうがいを楽しく続けるためには、次の4つのポイントに

注目してみてください。

 

ポイント1

水を含まないで行う“エアーぶくぶく”でまずは口の動きを練習してみる

 

ポイント2

濡れても良い服装やタイミングを選んだり、タオルを胸元に掛けたり

手元に置いておく

 

ポイント3

お風呂に入っているときなど、こぼれた時の心配がなく

練習できる環境で挑戦する

 

ポイント4

口に含む水の量は こども:5~10ml おとな:15~20ml

口に入れた時少し少ないかな?というくらいの量で大丈夫です。

 

ペットボトルのキャップは、1杯:5~7mlなので目安にしてください。

 

お子さんと一緒に一度測って量を確認してみるのも良いですね。

 

 

最後に、ぶくぶくうがいを歯みがきの導入として上手に取り入れる

方法についてお伝えしたいと思います。

 

まず、親子で一緒にぶくぶくうがいをした後に、「すっきりしたね」など

感想などを話し合ってみましょう。

 

そして、「じゃあお口の中はどうなっているかな?」などと

声掛けをしながら歯みがきに移っていきます。

 

そのようなステップを踏むことで、でお子さんの恐怖心や抵抗が緩和されて

いつもよりスムーズに歯みがきができるようになったりします。

 

 

うがいのアクションは、私自身も歯科医院で取り入れる方法なのですが、

ご家庭に帰ってからも同じようにやってみてもらうことがあります。

 

「歯医者さんでこうやってしたんだ」とお子さんがご家族に説明したり

 

「歯医者さんではぶくぶくうがいや歯みがきの時、どんなことを言っていたっけ?

教えて」とインタビューしながらお子さんの積極性をひき出してあげましょう。

 

そうすると、口腔ケアに前向きに取り組んでくれますよ。

 

ママやパパが「歯みがきしないとだめでしょ!!」と怒らず

歯みがきが自然な形で習慣化していきましょう!

 

宗田 香織

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

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