こんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。
前回は大まかな年齢にわけて、「ぶくぶくうがい」への関わり方を
ご紹介しました。
お子さんの年齢・興味関心に応じた「ぶくぶくうがい」への関わり方
今回は、「ぶくぶくうがい」のやり方(所作)を細かく見てみたいと思います。
大まかな流れとしては
左右の頬の動き→前方の唇の動き→口全体の動き
になります。
それぞれの動きを意識して行い口全体をしっかり動かしましょう。
《左右の頬の動き》
- 頬を風船のように膨らませるように動かしたら、水を「ぺー」と吐き出す。
↓
- 右の頬を3回ほど風船のように膨らませて動かす。水を「ぺー」と吐き出す。
↓
- 左の頬を3回ほど風船のように膨らませて動かす。水を「ぺー」と吐き出す。
↓
- 左右の頬を交互に風船のように膨らませて動かす。水を「ぺー」と吐き出す。
↓
《前方の唇の動き》
- 前の方に水を動かしたら、水を「ぺー」と吐き出す。
↓
- 上唇を3回ほど膨らませるように動かす。水を「ぺー」と吐き出す。
↓
- 下唇を3回ほど膨らませるように動かす。水を「ぺー」と吐き出す。
↓
- 上下の唇をいっぺんに膨らませて動かす。水を「ぺー」と吐き出す。
↓
《口全体の動き》
- 口全体いろいろなところを動かしてぶくぶくの仕上げをする。
水を「ぺー」と吐き出す。
以上がうがいの所作ですが、全て一度にやらなくてはいけないわけではありません。
ご紹介した流れでは、口のいろいろな部分を意識してしっかり動かすために、
部分ごとに分けて説明しています。
分けて練習することで、それぞれの筋肉をバランスよく動かせるようになるからです。
普段の生活では、
全体をさっと洗い流す
↓
左右の頬(20秒程度)
↓
前方唇(20秒程度)
↓
全体(20秒程度)
を目安にやってみてくださいね。
次回は、「ぶくぶくうがい」を楽しく続けるポイントや、歯みがきの導入のための
「ぶくぶくうがい」についてお話しますね!
宗田 香織
1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。
2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・
インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。
2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。