こんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。
前回に引き続き、「ぶくぶくうがい」が体や心にどのような良いこと(効果)が
あるか、8つのポイントの後半4つをご紹介します!
前回のブログはこちら:感染症の予防や脳の発達にも!「ぶくぶくうがい」の8つのよいこと-前編
(5)発音
いろいろなことを覚えて、それを言葉として表現するには、
舌を含め、口周りの筋肉の成長発達が欠かせません。
時間もお金もそれほどかからず導入できるトレーニングとして、
ぶくぶくうがいを活用していただくのはいかがでしょうか。
(6)豊かな表情
喜怒哀楽、細かな感情を表現するのも、口周りの筋肉を十分に動かすことで
伝わり方も大きく変わります。
より豊かな表情で気持ちを表現できると、お子さんも周りのおとなも嬉しいですね。
(7)リフレッシュ・爽快感
洗浄効果により得られる口の爽快感は、うがい薬を使わなくても、
力強いうがいで十分得られます。
帰宅「後」・食「後」・歯みがき「後」など、何かの行動の「後」にすることが
多いうがいですが、「前」にしていただくこともおすすめです。
例えば、
・食事の前にうがい
口腔内が洗い流されリフレッシュすることで味覚や触食感が得られやすい。
唾液分泌も促進され、口腔周囲筋の動きがスムーズになるため
『おいしさ』をより感じられる。
・歯みがき前にうがい
食べかすや残った味などを流してから歯みがきをすると、
歯ブラシなどの清掃道具がダイレクトに歯面にあたり、清掃効果が上がる。
歯みがき後のうがいが少なくて済むので歯磨き剤の効果が発揮されやすい。
また、ぶくぶくうがいにプラスして、がらがらうがいも行うと
首の上下運動もでき勉強やデスクワークなどで固まった体の運動にもなりますよ。
(8)歯みがきへの導入
ぶくぶくうがいをしながら、親子で楽しい時間を過ごしましょう。
口腔ケアに対して、お子さんの興味や意欲が生まれます。
それから歯みがきをすると、歯みがきにも前向きになれますね。
ママやパパが「歯みがきしないとだめでしょ!!」と毎日怒る必要もなくなります。
楽しく歯みがきできることは、大人にも優しい親子関係になりますね。
次回からは、「ぶくぶくうがい」のステップについてお話していきます。
お楽しみに!
宗田 香織
1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。
2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・
インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。
2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。