こんにちは。「こども成育インストラクター〈食専科〉」講座ディレクターの
隅弘子です。
いよいよオリンピックも始まりましたね。
私もスポーツの感動や素晴らしさを日々テレビ観戦で楽しんでおります。
暑い日本の気候を味方につけるには適切な水分補給が必須ですね。
トップアスリートではなくてもこの暑い季節を乗り越えるには
水分補給の習慣づけがとても大切です。
【コップのみ、マグのみが早く上手になって欲しいという
相談を受けたときには・・・】
子育て支援施設にて食事についての相談をお聞きするときに、
「ストローが上手に使えない」
「コップ飲みの練習をしているが半分以上はこぼしている」
など水分補給の方法で悩まれて保護者の方が多くいらっしゃいます。
スプーン持ちと同様、失敗経験を重ねながら飲めるようになるので
焦らないでねという励ましを中心に、容器の角度や飲ませ方など
具体的な方法をお伝えしています。
そして、そもそもお見本となる飲み方をお子さんが「みる」機会は
十分かどうかも併せてお伺いしています。
【観察からやってみる経験を作りましょう】
子どもの「できた!」の成功体験にはどれだけチャレンジしたかが大切。
実際に持たせて、口に当ててみて、飲み物がうまくお口に通った経験や
お口のすぼめ方が緩く、口の端からこぼれてしまうなど全てが経験。
やってみてできなかったことは、やれるまで励ますことも大事ですが
「どうやったらうまくいくのだろう」というお見本を
保護者やご兄弟の姿から学ぶことも大切ですね。
お子さんに飲ませたいストローやコップを使って
保護者の方も同じように一緒に飲んでみましょう。
これだけでみて真似るポイントの学習のチャンスです。
【まねっこ遊びタイム=飲水タイムを毎日しましょう】
飲水タイムという言葉を知っていますか?
私は地元のサッカーチームを応援しており試合にも足を運ぶ機会もあります。
試合観戦中、ハーフタイム以外にも最近は飲水タイム(給水タイム)という
時間があり、選手は試合中でも水分補給を行います。
熱戦の中でもタイミングを見計らって飲むので、観戦する側も
水分補給しようかなという機会になっています。
45分の試合で1回の割合です。
もちろんサッカーのような体力の消耗ではないですが
お子さんの水分補給が気になるタイミングで、ぜひ保護者の方も
一緒に飲水タイムを設けませんか?
もともと私はあまり汗をあまりかかない体質で、こまめに水分を
摂る習慣がなかったのですが、できるだけ子どもと一緒に飲むように
心がけていました。
【母乳をあげているママは特に意識しましょう】
お子さんには水分補給をこまめに意識していても、
自分のことが後回しになりがちな大人側。
特に授乳されるママは母乳の大半はもちろん、水分です。
ママがとった水分や栄養が子どもへ母乳となるので
水分の補給も大切にして暑い夏を乗り切りましょう。
隅弘子 一般社団法人日本こども成育協会食専科ディレクター・管理栄養士
【略歴】
mamaful(子育てが楽しめる支援をいっぱいに)を屋号に乳幼児を育てる保護者支援を中心に活動している。
都内子育て支援施設内での食事相談・離乳食教室の開催をはじめとして各種講座の講演や企画を行う。
子育て支援サイトや保育士求人サイト内でのコラム記事協力を行う。