4日間、30時間近くの講義でインプットした膨大な知識や情報。そのときは理解していたつもりでいても、実際に人に伝えることで「ここは理解が十分ではなかった」「わかったつもりでいたけれど、腹落ちしていなかった」といった発見があります。
また、ほかの受講生のロールプレイングを聞くことでも同様の発見ができるのです。
知識の再整理、得手不得手の把握ができるので、ロールプレイングは翌日の認定試験にもとても役立つという声も受講生から挙がるほど。実際に、仕事の都合で講義に参加できず映像補講が多かったある受講生は、このロールプレイングに参加することでしっかり復習ができ、なんと首席で認定試験に合格されました。
さらに、第4期生には講師の桑子和佳絵先生から、自分のキャッチコピーを考えるというお題もありました。「何を伝えるか」もさることながら、「どう伝えるか」ということの大切さも学んでほしいからです。
どのような「立場」に立ち、人前で話をするのか。
その立ち位置によっては、言葉遣いや立ち居振る舞いも変わってきます。
たとえば、「相手を応援する人」という立ち位置であるならば、相手のがんばりをまずは認め、さらにやる気を出し、頑張ってみようと思えるような言葉選びをしていきます。
「●●ではなく、△△してください」
「●●しているのはすごいことですね。さらに△△してみたらもっとうまくいくのでは?」
同じ内容でも聞き手の心証がかなり異なってきます。
受講生の皆さんは、桑子先生からアドバイスを受けながらそれぞれの「立ち位置」を決めていきました。そして、その「立ち位置」で再度ロールプレイングをしたところ、劇的な変化が。皆さん、自信と魅力がとても増したのです。
技術だけではなく、「思い」の大切さ。
聞き手の耳を開かせるのは、話者の「思い」が伝わったとき。
また一つ大きな学びとなりました。