Webアプリ「オヤトコ診断」の開発ストーリー第二弾では、
開発者の一人である協会理事 大塚千夏子のストーリーをご紹介しています。
前回は、「オヤトコ診断」が現在の形となるまでの歩みをご紹介します。
お子さまの発達の方向性を示せる地図となりたい―「オヤトコ診断」開発ストーリー(10)
最終回となる今回は、紆余曲折を経て今年の春にリリースした「オヤトコ診断」の
これからについてお話いたします。
―自らも発達しつづける「オヤトコ診断」に
大塚:沢井佳子先生をはじめ、多くのプロフェッショナルの皆さまのお力をお借りしながら
「オヤトコ診断」は形作られていきました。
こどもの発達における『7つの領域』での発達の進み具合を見える化し、
そのお子さんの「現在地」を指し示せるような地図(MAP)を作りたいという思いは
前回もお伝えしたとおりです。
しかしながら、私たちが望んでいるのは、
何か重篤な問題を発見するようなツールではありません。
お母さまやお父さまに気軽に使っていただくことで、
お子さまの成長の大きな方向性がわかるようなツール。
そして、肩の力を少しでも抜いて、
育児をもっと楽しめる助けとなるような物を目指して開発を進めてまいりました。
リリースの目途も立ち始めた今年の春、
折しも感染症の拡大のために自宅での自粛が余儀なくされるという事態が生じました。
幼稚園の休園、リモートワークなどの環境の変化によって「親子の時間」が増え、
密室育児の可能性が高まる懸念も生じる中、親子関係の客観視や、
その子の「今」を見据えた情報の提供の必然性を感じ、
「オヤトコ診断」のリリースを前倒しすることを決めたのです。
そして3月のリリース後、実際にお母さま方、お父さま方にお使いいただき、
様々な改良点も見えてきました。
当初、親子タイプを「動物」で表現していましたが、
より直感的にイメージしやすい「色」に変更。
無料で診断できるという点はこれまでと同様に、診断結果のみならず、
親の子育てタイプと関係の濃度別に関わり方やこどもの興味得意ゾーンの伸ばし方と、
他のゾーンへの促し方といったアドバイス内容を充実させました。
2020年12月4日(金)には、「オヤトコ診断」リニューアル版リリースを記念した
オンラインイベントの開催も決定しております。
監修の沢井佳子先生に加え、幼児教育の第一人者であり、そのユニークな園舎や
幼児教育の重要性を伝える力強いメッセージで多くのメディアに登場される
学校法人みんなのひろば「ふじようちえん」の加藤積一園長にご登壇頂く
オンラインセミナーを企画しています。
※イベントの詳細はこちら(外部のイベントサイト(Peatix)にアクセスします。)
「うちのこども、今『おせわだいすきゾーン』なの」、「オヤトコカラーが『ポピー』だったから
少しこどもにかまいすぎかも」など保護者同士の会話で当たり前のように語られるくらいに役立つものに磨き上げ、
広くお使いいただけるWEBアプリとして、自らも発達し続けてまいりたいと思っております。
ぜひ今後とも『オヤトコ診断』への多くのご支援、ご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。