クセがわかると安心できる―オヤトコ診断

今年3月リリースしました、こどもの「今」と親子関係の傾向を把握する

Webアプリ「オヤトコ診断」ですが、すでに多くのご家庭で活用いただいています。

 

お子さまの特性などを見極めるのみならず、「親子関係の特長」がわかることが

本アプリの有用性のひとつであり、また高く評価いただいている点でもあります。

 

先日、ある海外の子育てバラエティ番組を観ていたところこんな場面がありました。

その番組は、芸能人やスポーツ選手などの有名人パパが48時間、一人で子育てに

挑戦するというコンセプトです。

 

紹介されたのは、レギュラー出演している2歳3か月の男の子とそのお父さんが

育児カウンセラーを訪問し、アドバイスを受けるというエピソードでした。

 

男の子は、非常に言語能力に優れ、人の気持ちを思いやれる

とても賢いお子さんとして人気があります。

 

また、アーティストのお父さんも日ごろから独創的な遊びを考えたりと

お子さんの成長、発達にとても熱心にかかわっている姿が印象的な方。

 

理想的な親子と思えるような関係です。

 

カウンセリングでは、まず「課題」として15分間でいくつかの遊びを

お子さんとお父さんでやることが指示されました。

 

カウンセラーは別室で二人の様子を観察しています。

 

次から次へと遊びの課題をこなしていく二人。

 

とても楽しそうで、ほのぼのとした風景でした。

 

そして課題終了後、カウンセリングを受けるお父さん。

 

まず、観察の結果からやはりお子さんは言語発達が早く、通常の2倍近くの

発達がみられるというカウンセラーのお話に、お父さんも嬉しそうでした。

 

しかしながら、少し気になる点もあるとの指摘もありました。

 

指示された遊びをする中で、「もう少しこれを続けたい」というお子さんからの

サイン(表情)に気づかず、課題をこなすことだけに懸命になっていたという

お父さんの姿でした。

 

お子さんはそうしたお父さんの姿に圧倒されてしまい

「こうしたい」という意思表示を抑えてしまうことがあるのではないか、

という指摘がされました。

 

その指摘を受けて、お父さん自身も確かに「課題をこなす」という使命感で

いっぱいになってしまい、こどもの反応をしっかり見ていなかったこと、

さらに、そうした「クセ」は日ごろのコミュニケーションの中でも思い当たる節が

あることを自省されていました。

 

そして、それに気づけたことで、ホッとした表情を浮かべ、

これからは気をつけたいと明るく語っていた姿がとても印象的でした。

 

このように、親子関係を俯瞰的に見ることで得られる気づきは、

その後の子育てへの安心感や前向きな姿勢につながっていきます。

 

この番組のように育児カウンセリングを利用することも非常に有効ですが

子育ての実情ではなかなかそうしたサービスを活用するのは難しいでしょう。

 

そこで、日々の子育ての現場で気軽に活用できるツールとして開発したのが

「オヤトコ診断」です。

 

親御さんが安心して、そして前向きに子育てに向き合える環境づくりに

役立つツールを、今後もより多くのご家庭で活用いただけるよう

私たちも努力を重ねてまいりたいと思います。

 

『オヤトコ診断』は無料でどなたでもご活用いただけます。

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