「こども成育インストラクター〈食専科〉」第3期生で、歯科衛生士として
長年のキャリアを持つ宗田香織先生。
現在、「こども成育インストラクター〈食専科〉」のアンバサダーとして活躍しています。
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こんにちは。こども成育インストラクターの宗田香織です。
コロナウィルスの流行で、外出自粛に伴い生活のあらゆる場面に
影響が出ていると思いますが
いつもブログをご覧くださっている皆さんは
お元気でお過ごしですか?
目や顔を触らないという注意喚起もありますが
見落としがちなのが髪の毛!
無意識についつい触っていまう場所でもありますね。
長い前髪やラフに結んだときに崩した髪の毛があると、無意識に触ってしまいます。
ウィルスがついた手で髪の毛を触ってしまい、その髪の毛が目や口に
入ったりしてしまうと感染のリスクに結びつく可能性もあります。
いま医療現場でウィルスと戦ってくれている医療スタッフが
フェイスガードをしたりヘッドカバーをしているように
歯科衛生士も普段から長い髪はお団子にして結んだり
前髪や後れ毛をしっかりピンで留めたりしているのです。
ご家庭でも、お子さんやご自身の身を守る行為のひとつとして
・男の子ならスッキリ短髪にしてみる。
→パパがおうちの床屋さん!お家でカットしたり、パパと同じ髪型にしてみる。
・女の子ならママとお揃いのピンで前髪を留める。
→好きなキャラクターやリボンなどを使ってお子さんと作ってみる。
・外出の際は帽子を被る
・外出先から帰ってうがい手洗いだけでは心配な時は入浴(頭を洗う)も。
など、それぞれのご家庭で取り入れられそうなアイデアがあると嬉しいです。
また、うがいについてもポイントをひとつ。
がらがら(のど)うがいをする前に
1回20秒×2~3回ぶくぶく(口)うがいをしましょう!!
先ず、ぶくぶくうがいで口の中に潜んでいるウイルスや細菌を流した後に
がらがらうがいをすることで
ウイルスや細菌の侵入を防ぐ効果が上がります。
また1~2才くらいのお子さんですと、まだがらがらうがいを上手にすることが出来ず
効果が得られなかったり、むせてしまうこともあるので
年齢に応じて、ぶくぶくうがいだけしっかりすることでも良いと思います。
こどもも大人も、ぶくぶくうがいはお口周りの筋肉のトレーニングにもなります。
大人でも案外上手に出来ず、お水をふき出してしまうこともあります。
親子で一緒にやってみる(三項関係 ※)ことで、お子さんもうがいの時間を
楽しんでくれると思います。
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※三項関係
養育者とこどもと対象物(行動)の3つの関係。
例えば、親とこどもでぶくぶくうがいをする場合、 こどもにやりなさい、
というだけではやり方がわからない場合があります。
先ず親が「見ててね」とこどもに自分を観ることを促し、
ぶくぶくうがいで使用するコップをどう扱うか、口の中でぶくぶく音がする様を見せて
ペッとシンクに水を吐き出す一連の流れを見せると
こどもは「どうやってぶくぶくうがいしたらいいの?」ということがわかるようになります。
やり方がわかったら、やって欲しいタイミングで一緒にやることで習慣化につながります。
その他、色々な方法をこの「三項関係」を使ってこどもに伝えてみてくださいね。
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感染経路やウイルスの特性などさまざまな情報が錯綜して
予防方法も何をどこまでしたら良いかわからず不安ですよね。
外出自粛もあり、ストレスフルな日々をお過ごしかと思います。
長期戦になりそうですし
お子さんの体調管理には特に神経を使うので
ママやパパも疲弊してしまいます。
“こうしなきゃいけない”よりも
“親子で一緒に楽しく過ごす”工夫でお子さんのストレスも軽減できますように。
げんき食サポーター講座などもしばらくお休みしておりますが
またお会いできる日を楽しみに
皆さんの健康と笑顔を心よりお祈りしております。