「命」や「生活」の大切さが、まずは立ち戻るべき原点

日本こども成育協会理事の沢井佳子先生と、料理芸人で2児の男の子の子育て

真っ最中のクック井上。さんのトークショーレポート。

 

ここ数回にわたって、「小学校前にしておくべきこと」というテーマから派生して

4~5歳の時期のお子さまの発達の特長に基づいた、沢井先生からのアドバイスを

お伝えしてきました。

 

お子さまの将来を思い、どのような習いごとをさせたらよいのかと考えることも

とても大事なことです。

 

一方で、その前提となる「命」や「生活」の大切さを体得していくことも

この時期にはとても重要だと沢井先生は言います。

 

基本である食事や排せつ、睡眠。そして相手を思いやり、命を尊ぶこと。

 

こうしたものは、日常の親子の会話、コミュニケーション、

そして体験のなかで育まれていきます。

 

食事のときに一緒にもぐもぐしながら「ごはんが美味しいね」

 

お風呂や歯みがきをした後に、「スッキリするね」

 

こどもは、大好きな人の模倣をしながら学んでいきます。

 

「大好きなママが美味しいというなら、食べてみよう」

 

「大好きなパパがスッキリするというなら、自分もやってみよう」

 

という気持ちになるのです。

 

大人にとっては日ごろのルーティーンとしておこなっていること。

 

特別な会話など必要なく、「やるべきこと」と思うかもしれませんが

ママやパパとの会話が刺激となり、こどもたちは学んでいくのです。

 

だからこそ、沢井先生は

 

小学校に入る前に何をさせなければいけないか、というときに

まずは原点となる命や生活、そしてそれを育む親子の会話に立ち戻ってほしい

 

とアドバイスされるのです。

 

約半年にわたってお届けしてきました、沢井佳子先生とクック井上。さんのトークショーレポート。

いかがでしたでしょうか。

 

これからも、協会ブログでは子育てにぜひ役立てていただきたい情報をお届けしてまいります。

ご期待ください!