こんにちは。こども成育インストラクターの宗田香織です。
今回は、前回に引き続き「歯磨きの基本の“き”」について
お伝えしていきます。
現代の生活は便利になった反面、大変に忙しくもなりました。
子育て中のママパパも自分の事は後回しということもあるのではないでしょうか。
また、外出中など歯磨きが出来ない状況の日もありますよね。
毎日毎食歯磨きが難しく長続きしないのではストレスになるばかりです。
“無理なく続けられる”
ということは、とても大事なのです。
例えば…
2回しか磨いていないけど、本当は3回磨かないといけないんでしょ?
という質問に対しては、2回しか磨けないのであれば
その2回でしっかりケアできる方法で磨くということをお伝えします。
磨けない時はうがいをこまめに行ったり、
キシリトールガムを噛むなどでも良いですね。
むし歯になるから食べたら直ぐにしっかり(ゴシゴシ)磨いています!
という方もいらっしゃいます。
一般的に、歯磨きのタイミングは食後“すぐ”ではなく
30分程経って口の中のphが戻ってからの方が安心です。
けれど、phが戻るのに時間がかかる方もいれば、
30分も待っていらず、直ぐに磨かないといけない場合もあるかと思います。
そうしたときには、うがいやキシリトールガムを噛むことで
phを素早く戻すことができます。
その後歯磨きをすれば安心ですし、時短にもなりますね。
歯ブラシの選択については
実は、歯ブラシはあまりコンパクトなものでなくて良いのです。
ヘッドが小さい=細かい所まで磨ける=歯と歯の隙間も磨ける
と、思いがちですが
歯と歯の隙間は歯間ブラシやデンタルフロス(補助用具)でないと落とせません。
併用すると時間がかかって面倒と思われる方もいらっしゃると思います。
歯ブラシが小さければ、その分時間もかかってしまいます。
補助用具を併用することを前提にヘッドの大きいブラシを選択する。
自分にあったサイズの歯間ブラシまたはフロスを選ぶことがポイントです。
けれど、これがなかなか難しく、特に歯間ブラシはかなり細いものを
選んでしまっている方が多くみられます。
「自分の口の状態には何が必要か?」ということを知って
実践できるかですが、歯磨きは案外難しいということも事実です。
だからこそ、定期的に歯科クリニックで予防の為の受診をすることがとても重要です。
そこで、自分に必要な道具・合った磨きかたを知り
また、歯科衛生士に
“磨いてもらう”体験をすると、力加減や正しい当たり方がよくわかります。
ホームケアでは100%磨ける事はないですし、取れない汚れも存在します。
『ホームケアとプロフェッショナルケアの両立』
がなにより大切なのです。
こども成育インストラクターのカリキュラムには口腔についての学びもあります。
歯科関係の受講者も目から鱗な講義内容もあり
明日からすぐ活用できる事が盛り沢山です。
今まで知らなかった歯科の世界を覗いてみませんか?
それでは、また次回のブログ記事でお会いしましょう!!