先日、「こども成育インストラクター〈食専科〉」ディレクターであり
認定講師として「こどもの健康食育」を担当くださっている隅弘子先生に
同行して、仙台市保育所連合会様の栄養士研修会を訪問いたしました。
仙台市の公立、私立含め200園近くの保育園やこども園で
栄養士として活躍されている皆さまがお集まりになっていました。
研修会では、隅先生が「幼児食の悩みについて」をテーマに
2時間程講演をしました。
今回の訪問のきっかけとなった、『こどもの栄養』で連載した内容をベースに
栄養士の皆様が保護者支援の場面でアドバイスに困られていることを中心とした
内容でした。
講義後、聴講された方から「勇気をもらいました」という感想をいただきました。
保護者の方が抱える悩みにどのようにアドバイスをしたらよいのか、
不安があったり、そもそも「こんなアドバイスをしてよいものか」という迷いが
現場の栄養士さんにはあるようでした。
皆さん、プロフェッショナルとして知識や経験は豊富にお持ちです。
けれど、保護者の方とどのようにコミュニケーションを取ればよいのかについては
手探り状態のようでした。
日本こども成育協会では、「こども成育インストラクター〈食専科〉」といった
講義をはじめ、お伝えしていることの核となっているのは
いかに、保護者(特にお母さま方)の不安を和らげるよう寄り添えるか
ということです。
育児や食に関して、さまざまな情報があふれている時代。
そうした情報の優劣をつけることが目的ではありません。
様々な情報の中から、しっかりとした判断基準(アカデミックな根拠)に基づき
保護者の方の肩の荷が少しでもおりるような選択肢を提案すること。
隅先生をはじめ、当協会に関わってくださっている皆さんの
共通した認識となっています。
そして、保護者支援をしている方々にとっては
日々のアドバイスに自信が持てること。
「勇気をもって」保護者の方の悩みに寄り添えるような情報提供をしていくことも
私たちの使命の一つだと実感しました。
素晴らしい気づきの機会をいただきました
仙台市保育所連合会の皆さまに、改めて御礼申し上げます。