日本こども成育協会では、さまざまなコンテンツの企画・開発、そして発信をおこなっておりますが、
そのベースとなっているのは「こどもの心理発達(発達心理学)」です。
こどもの心理発達の段階がわかることで、こどもの行動把握が容易になり、
こどもが今できていることと次にできることを見つけ出すことができるのです。
その知見は、協会理事であり「こども成育インストラクター〈食専科〉」資格講座の総合監修もお願いしている
静岡大学情報学部客員教授の沢井佳子先生の長年の蓄積による膨大なローデータを基本に、
独自に開発した「こども発達スケール®」を基盤としています。
このスケールは、発達における心理の7つの領域(社会・表現・理論・言語・数量・自然・図形)に加えて、
感覚(五感)や運動機能など身体条件の項目において、どのように「わかること」「できること」が現れるかを示したものです。
「こども発達スケール®」を養育者や育児に関わる人たちが活用できるようになれば、
育児にかかる不要なストレスが軽減できるのではないか。
そうした使命感の下、WEBアプリ「Joyful Land こども発達マップ」の開発に
取り組んでまいりました。
このWEBアプリは、お子さまの育ちを「あそび」をとおして
観察することを目的としています。
親子関係のタイプが把握でき、お子さまの発達を多角的に促す
「あそび」のアドバイスが得られる構成となっています。
まず、信頼性の高い診断を通して、お子さまとお母さまの関係性のタイプを知ることで、
自身の子育てを客観的にとらえることがでるようになります。
子育てでは、何かと感情的になってしまうシーンも多いものですが、
そこに客観的な視点が入ることで、ひと呼吸置いたお子さまへの声かけができるようになります。
また、こどもたちは「あそび」を通して興味や関心を広げていきます。
現在、お子さまの興味・関心が強い領域はどこなのか、4つのゾーンで提示をしていきます。
さらに、興味・関心のあるゾーンをさらにのばし、また周辺ゾーンへの興味を引き出すような
「あそび」のアドバイスも受けられることで、お子さまの興味・関心のすそ野を広げていくことができます。
「Joyful Land こども発達マップ」は、今秋3歳児バージョンをテストリリース予定に開発を進めています。
保育事業所等にてのテスト利用も承っておりますので、ご興味がございましたら事務局までお気軽にお問合せください。