社会福祉法人 高砂福祉会様 隅先生『わしょく』講座 レポート②

「こども成育インストラクター〈食専科〉」第3期生で、

歯科衛生士として長年のキャリアを持つ宗田香織先生。

現在、「こども成育インストラクター〈食専科〉」のアンバサダーとして

活躍しています。

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こんにちは。宗田香織です。

先週に引き続き、社会福祉法人 高砂福祉会様での講演会の模様をお伝え致します。

 

午前中の隅弘子先生の『わしょく』講座を終え、午後はげんき食体験のアテンドを

させていただきました。

 

8種類のお米(全て違うブレンドの雑穀入り)と8種類の具沢山お味噌汁を中心に、

栄養士さん方が腕によりをかけて作ってくださった美味しいごはんのお供の食べ比べ。

 

なんと今回は…

・各自、必ず180gのお米(ごはん)を食べるように!

・食べ始めから30分間は無言で食べること!

という条件つきです。

 

ダイエットなどでお米の量を減らす傾向が強いので、

180gという量に驚く方もいらっしゃると思いますが、

成人女性の一食の理想のカロリーバランスに当てはめると妥当な量なのです。

 

また、普段は家族や友達とお喋りしながら、テレビやスマホを見ながら…など

何かをしながらお食事されているのではないかと思いますが

実は『無言で食べる』ことは、五感を働かせながら味わうことで

食事そのものをじっくり味わうにはとても良い取り組みなのです。

 

30分経過してからは、「どのブレンドが好きだったか」

「どんなことを感じたか」など、皆さんに感想を伺いました。

 

同じごはんを食べても、味や食感、匂いなど好き嫌い(苦手)はひとそれぞれ。

体調や気候などによってもイメージは変わりますよね。

 

そして、口の中だけではなく

 

◎ 身体がぽかぽかする

◎ “こめかみ”がよく動く

◎ 唾液がたくさん出てきた

◎ 人の食べてる姿をまじまじと見た

 

など…無言で食べることで今まで無意識だったことにも目が向くようになるのです。

 

こどもはよく噛んで食べようねと言っても、

『よく噛む』とはどういうことかわかりません。

 

今回の体験は、「こどもに食べるってどんなこと?」を教える時に、

とても役に立つのではないでしょうか

 

例えば

 

「からだかあったかくて嬉しいね、元気に遊べそうだね」

「よく噛むとここがいっぱい動くね」とこめかみを触って教えたり

「たくさん噛んでいるとなんだか味が変わってきたね…

どんな味がする?…好き?苦手?」

 

といったアプローチをすることもできるでしょう。

 

ブログをお読みの皆さんもご家庭でどんなアプローチができるか、

是非挑戦してみてくださいね。