こどもの認知発達のスペシャリスト沢井佳子先生と、料理芸人で自らも3歳と5歳のお子さんのパパであるクック井上。さんのトークショーレポート第3弾。
今回は、4~5歳のお子さまの「困りごとあるある」をご紹介します。
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>>2~3歳はこちら
▷イヤイヤ期おめでとうーソノママホリデー 沢井佳子先生トークショーより
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4~5歳になるとかなりしっかりしてきて、自分一人でいろいろなことが
できるようになってきます。
小学校への入学も控え、
どのような習い事をさせておけばよいか
お友だちは英会話や学習塾、体操教室に通いはじめているけれど
うちの子はこのままでいいのか
といった悩みを抱える保護者の方も多くなるようです。
そうしたお母さまやお父さまへのアドバイスとして
沢井先生はまず、「耳を澄まして聴く」ことの大切さを教えてくださいました。
小学校に入ってからの情報量は格段に増えていきます。
膨大なことに注意を向けて見たり、聴いたりし
短時間で多くの情報を処理していかなければなりません。
先生の「次は、〇〇しましょうね」という指示に
即座に注意を向けて、耳を澄まして聴けるかどうかはとても大事なのです。
小学校で習うことを先回りするよりも、「耳を澄まして聴く」練習をしてほしい
というのが沢井先生から小学校入学を控えた4~5歳児の保護者の皆さんへの
アドバイスです。
こうした練習は習い事ではなく、日常生活で鍛えることができます。
日ごろの遊び会話を通じて、「おや、なにかな?」
「ママのほうに注意を向けなきゃ」とお子さまが思えるような声がけを
意識をしていくとよいようです。
次回は、5歳児ぐらいの記憶のメモリーに関する
沢井先生のご研究からの興味深いお話をお届けします。
お楽しみに!