昨年4月より、「こども成育インストラクター講座<食専科>」のディレクターであり、「健康食育」の講座も担当している隅弘子先生が、月刊誌『こどもの栄養』(公益財団法人 児童育成協会発行)にて、連載をしています。
児童育成協会様にご快諾いただき、連載の内容を当協会でのブログでも公開することになりました。「こども成育インストラクター講座<食専科>」をベースとした連載ですので、本講座のエッセンスがギュッと詰まっています。
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げんき食実践の3つのポイント③-1 -どんどん出すためのおけいこ
これまで「どんどん出す」ためには、「もぐもぐ」という咀嚼が大切だということをお伝えしてきました。
最後に「もぐもぐ」という言葉がけの大切さをお伝えします。
◆「もぐもぐしようね」は単に食事指導だけではないメッセージ
食事支援の中で「もぐもぐしようね」という言葉がけには、子どもの「げんき」を育む要素がたくさん詰まった言葉なのです。
ぜひご家庭でも「もぐもぐ」という合い言葉が、楽しい食卓のヒントになるとよいですね。
「早く食べなさい」より「もぐもぐしようね」と、子どもが行動にしやすい言葉がけをお母さん、お父さんができるよう、皆さんから引き続きアドバイスしていただきたいと思います。
**もぐもぐチャンピオンゲーム******************
先日、とある取材にて「保育士さんがたくさんの園児の食事支援をする際の、食育遊びはありませんか?」と質問を受けました。
一度にたくさんの園児をみるには大変だと思います。
複数の園児が同時に食事に集中するといった食育の一環としてもこういうゲームはいかがでしょうか?
いまからご飯をひとくちお口に入れてみるよ
だれがいちばん、お口の中でたくさん噛めるかな?
用意はいいかな? よういどん!
今日のもぐもぐチャンピオンは〇〇ちゃん! かっこいいね
これだけでも集中して食べるという体験にもなりますし、より「もぐもぐ」することが、かっこいいことだと位置づけられてげんき食の実践にもつながります。
こういう経験を家庭でもチャレンジできたらいいですね。
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