こんにちは。
一般社団法人日本こども成育協会 理事の大塚千夏子です。
現在、協会では「行動指針(仮)」の策定に取り組んでいます。
「いまさら?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
正直に言えば、これまでの協会の活動範囲では、不文律でも何とかなってきた、というのが実情でした。
ただ、いざ「行動指針をつくろう」となると、
「はい、これです」と簡単に言語化できるものではありません。
現在は理事の沢井先生と、時間をかけて議論を重ねています。
沢井先生から最初にいただいたアドバイスは、
ユニセフの 「子どもの権利とビジネス原則」 をまずきちんと理解すること。
そこから
SONY、HONDAといった世界企業の行動指針にも目を通しながら、
これから私たちがどのような価値観を大切にし、
私たちと共に活動する方々と、どのような「約束」を結んでいくのかを考えています。
そうした中で、私自身が強く心を動かされたのが、
沢井先生から促されて閲覧した
日本ラグビー協会のホームページにある
「ラグビーの5つのコアバリュー」 というページでした。

少し個人的な話になりますが、
亡き父は、1952年にラグビー日本代表としてプレーしていました。
プレイヤーとしての父のことは知らないのですが、
我が家には自然と「ラグビー」がありました。
このスポーツが持つ誠実さは、
よく「ノーサイド」という言葉で語られますが、
それだけでは語り尽くせない「面白さ」があると、
幼いころからずっと感じていました。
あらためて日本ラグビー協会サイトの
深い階層に置かれている「5つのコアバリュー」のページを読み進めると、
私が感じ取ってきたラグビーの魅力の“骨格”が、そこに言語化されていると感じたのです。
品位・情熱・結束・規律・尊重
だからこそ、
体格も特性も異なる選手がそれぞれの強みを生かし、
チームの勝利のために挑戦し、
思いきりぶつかり合い、結果に責任を持つ。
そして、試合が終われば互いを称え合う。
このスポーツが長く愛されてきた背景には、
競技を支える明確な倫理観と価値観があったのだと、腑に落ちました。
日本こども成育協会も、様々な専門分野から
豊富な経験を持つ方々が集まってくださり価値を生み出しています。
個々人が最高のパフォーマンスを発揮するためにも
「これがあるから安心してチャレンジできる」
「何か問題が起きたとき、ここに立ち戻る」
「見えない課題を洗い出すときの拠りどころにする」
などの、参画者がいつでも参照し顧みる指針は必要です。
組織が安全に、そしてスピーディに発展していくためには、
行動や思考の基盤となる「協会の姿勢」を示すことが不可欠なのだと、
改めて認識しました。
■日本こども成育協会は、2月に10期目を迎えます。
ピアジェの発達段階説でいうと、
9〜10歳頃は「具体的操作期」の最終段階。
具体的な事象を論理的に考えられるようになり、
次の「形式的操作期」へ向けて、一気に階段を上るタイミングです。
こう考えると、
「行動指針(仮)」の策定は、
いまの協会の発達段階において、まさに必要なワークなのだと思います。
行動指針を皆さまにご覧いただける段階になりましたら、
あらためてご報告いたします。
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■子どもの権利とビジネス原則
https://www.unicef.or.jp/csr/pdf/csr.pdf
■HONDA
https://global.honda/jp/guide/philosophy.html
■SONY
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr_report/compliance/code_of_conduct_JP.pdf
■ラグビーの5つのコアバリュー
https://www.rugby-japan.jp/future/corevalues
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