こんにちは!理事の大塚千夏子です。
前回に引き続き
山形県鶴岡市にある屋内遊戯施設KIDS DOME SORAI訪問のレポートです。
アクティブな「アソビバ」から階下へ進むと
「ツクルバ」があります。
目の前に広がる工作スペースを囲むように素材のラックがきれいに並んでいます。
道具もいろいろ
素材もいろいろ
これから何つくろう?と思わず考えをめぐらしてしまいます。

平日の午前中で子どもは少ない時間帯でしたが
工具を見ながら
「これでこうしたら作れるんじゃない?」と思案している小学生親子や
「粘土をかしてください!」とカウンターでカラーの粘土を受け取る幼児親子など、
親と子でここでの時間を楽しむす姿が見えました。

フロアを囲む壁面を眺めながら「いい!」と思う仕掛けがありました。
■発明のモト
コンテナの中に
木くずや紙管、木っ端、色のついた段ボールの切れ端、布、タイル、卵のパック、いろいろな形の透明素材などがあれこれ集めてあるエリアがありました。
ふと見上げると「発明のモト」と書かれた貼り紙。
そして、企業のロゴが書かれていました。
ここは、この施設を応援する地元企業が普段なら廃棄する「つかえるそざい」を提供しているエリアです。
「リサイクル」という文脈ではなく
「これでナニつくる?」と素材が語りかけてくる仕掛けは
まっさらな素材以上に謎解きをするような楽しさがにじみだしています。
■容赦のない本棚
もうひとつは、道具や素材の並ぶ壁面にしつらえられた本棚。
子どもの空間らしい絵本や図鑑が並んでいるのだと思って近づいてみると…

親子であそべる「おりがみ」/ サイエンス大図鑑 / 世界で一番美しい分子図鑑…
書店では決して同じレイヤーに、並ばない本がさりげなく意図をもって並んでいる。
子どもを子ども扱いしない姿勢を感じるキュレーションの力を感じました。
どんなに難しいことでも、手に取って目にする機会があれば、子どもの興味関心を引き起こすきっかけになり、
「まだ早い」などという大人の忖度は無粋であると語りかけられているようでした。
この地に根差して発展した荻生徂徠の「徂徠学」の
「古い時代の辞句や文章を直接読む」という姿勢がここにもしっかりと根差していることがうかがえました。
今日は何しよう?
と思った時に、
ここに来れば「何かが始まる」
そんなスタート地点になる「場」であると感じました。
一度目的地に据えて訪れてみることをお勧めします。


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KIDS DOME SORAI (キッズドームソライ)
山形県鶴岡市北京田字下鳥ノ巣6-1
https://www.sorai.shonai.inc/
見学可能・土日祝の子どもの利用は予約をお勧めします。
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