こんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。
天気予報では梅雨入りに関連した話題が出てくるようになりましたが
皆さんがお住まいの地域の天気はいかがでしょうか?
私は仕事で主に神奈川と東京を行き来するのですが
移動した先々で天候が違うことも多いので
この時期は折りたたみ傘が手放せません。
そして、私のカバンの中の必須アイテムで重要なのが
“飲料水”と“梅干し”です。
こちらは熱中症対策にもつながります。
皆さんはどんな熱中症対策をしていますか?
夏に向けて徐々に気温が高くなっていくこの時期は
熱中症対策も意識し始めると良い頃です。
今回のブログでは、本格的な夏を迎える前に
準備しておきたい熱中症対策について
①のどが渇いたと感じる前に水分摂取を
②普段の口腔ケアでできる熱中症予防
③虫歯予防を考慮した熱中症対策
3つのポイントに絞ってお伝えします。

① のどが渇いたと感じる前の水分摂取
特にお子さんが楽しく遊んでいる時や何かに集中している時は
『お水飲んでね!』と
大人が声をかけてもなかなか飲んでくれないことも。
こどもが積極的に水分摂取をしてくれない場合は
どのようなアプローチが良いでしょうか、
例えば…
・時計の針が〇時のところに来たらお水を飲みましょう、と自分から水分補給につながるような習慣にしていく
→時計に好きなシールを貼ってここに針が来たらお水を飲もうね、などの楽しくなる工夫もあるとよいですね
・スマホなどのアラームを設定しておき『この音がなったら誰が気づくかな?』
→お水補給タイムをゲームのように遊びと結びつけると楽しみになりますね
・〇〇したら、もしくは〇〇する前はお水を飲むとルールを決めておく
→朝起きたらお水を飲む・お風呂に入る前に水分補給、トイレの後は必ず飲む、など
それぞれのご家庭ではどんな工夫ができそうですか?
お子さんとも話し合ってみるのもよいですね。
おうちでも、お出かけ先でもできることを楽しみながら実行してみましょう。
②普段からできる熱中症対策
“のどが渇く前の水分摂取が大事”とわかっているものの、
難しい場合もあるかと思います。
私も仕事柄いつでも水分摂取が出来る訳ではないので、
それ以外で何かよい方法はないかな…と行っているのが
口腔機能トレーニングです。
口腔機能トレーニングと言うと
聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが
“あいうべ体操”や“舌回し”など
いわゆるお口や舌の体操と言うとご存知の方も多いのではないでしょうか。
お口に良いのはわかっているけれど
『こどもがなかなかやってくれない』
『トレーニングを継続して行うのは忙しいから時間的に難しい』
という保護者の皆さんにもおすすめしたいのが
“ぶくぶくトレーニング”
帰宅時や歯みがきの時、普段から行っている“ぶくぶくうがい”
ここを意識することで、
熱中症対策にもなる口腔機能トレーニングへバージョンアップできるのです。
ぶくぶくうがいトレーニングの方法やメリットは、次回お知らせします。
<ブログ筆者>
宗田 香織
1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。
2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・
インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。
2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。