こども成育デザインプロジェクトは2年目に入りました!

先週は、第9回「こども成育デザイン ラボミーティング」でした。

 

昨年3月に開催した「こども成育デザインフォーラム」から早一年が経ち、

フォーラム、ラボミーティングを併せ、100名にものぼる皆さまにご参加いただきました。

 

子どもやファミリーサポートの事業を展開されている企業のご担当者の方々、

保育士や管理栄養士、歯科衛生士などの専門職の方々、さらには子どもに関する

研究者の方々と、顔ぶれは実にさまざまでした。

 

フォーラムのテーマに掲げた『メディア・こども・成育デザイン』にはじまり、

子どもの遊び、子どもを観察すること、さらにはコロナ禍での子育ての悩みなど

話題も幅広く、尽きないものとなりました。

 

さまざまなディスカッションを重ねてきたことを、具体的な「成育デザイン」という

形にしていくことが、2年目を迎えるにあたっての課題ではないかと感じています。

 

 

また、今春には「こども家庭庁」が発足します。

 

公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが、

昨夏18歳以下の子ども1050人を対象にした「こども家庭庁に関する

子どもアンケート調査」の結果を拝見する機会がありました。

 

約7割の子どもが、「こども家庭庁が創設されることを知らない」と回答したそうです。

 

大人の認知度も決して高いとは言えないと予想されますので、驚くべき結果では

ないのかもしれませんが、ここにこそ考えるべき課題が潜んでいるように感じました。

 

私たちが運営している「こども成育デザインプロジェクト」も

実は「こども」の存在が欠けているのではないか。

 

大人たちがよかれと思って考え、議論しているだけで、本来の「こどもの声」というものが

反映されていないのではないか。

 

 

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのアンケート結果に付随して、

スウェーデンの「子どもの権利保障の取り組み」も紹介されていました。

 

スウェーデンでは、子どもや若者に影響を与える政策について、子どもや若者の声が

政策決定者に届くような調査や対話の仕組みを設けているそうです。

 

日本でも、子どもたちが自らの権利をはじめ、享受する製品やサービスに

主体的に関われる機会をもっと作っていく必要性を強く感じました。

 

そして、「こども成育デザインプロジェクト」においても、

そうした観点も含めてディスカッションを重ねていけたらと思いました。

 

 

ぜひ2年目を迎える「こども成育デザインプロジェクト」にも

注目いただき、ご参加いただけますと幸いです。

 

参照:公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

子どもはこども家庭庁を知っている?

子どもアンケート~こども家庭庁に関する質問をしました~調査結果

https://www.savechildren.or.jp/scjcms/dat/img/blog/4023/166615911590.pdf

 

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「こども成育デザインラボ・ラボミーティング」へのご参加は、「紹介制」となります。

 

ご関心のある方は、まずは日本こども成育協会 事務局へお問い合わせください。

 

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