こんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。
今回からは、口腔ケアにも有効な「うがい」について
お話していきたいと思います。
毎日のお子さんの歯みがきでは、大変なこともたくさん。
そこで、少し視点を変えて歯みがき以外でもできる
口腔ケアに目を向けていただきたいなと思います。
まず、簡単にできる “うがい” に注目してみましょう。
コロナ禍で手洗いうがいの機会が増え、今まで以上に
気を配っている方も多いと思います。
口腔ケアのポイントを押さえておくと、うがいをさらに活用できます。
では、ここで質問!
あなたはどんな “うがい” していますか?
皆さんも日常的にされているうがいですが、
実際にはどんなふうにうがいをしていますか?
いつものうがいの様子をちょっと思い出してみてください。
“がらがらうがい” と “ぶくぶくうがい” の違い・順番・回数…など
あまり意識したことがない、という方も多いと思います。
また、たくさんのひとのうがいの様子を観ていると、
うがいの所作(動き)が千差万別なことに気がつきます。
例えば、歯科医院で『うがいをしてください』とお声掛けすると…
・がらがらうがいだけをする、または ぶくぶくうがいだけをする
・うがいを静かに(音が聞こえると恥ずかしい)する
・口に目一杯水を含んでする
・口からすぐに水を吐き出す
・何度も繰り返す、または 一回だけする
・ひとくちの水でがらがらうがいとぶくぶくうがいをいっぺんにする
・水がこぼれないようにハンカチなどで口を覆ってする
と、皆さんそれぞれ。
うがいの仕方を教えてもらった経験はありますか?
と伺うとほとんどの方が「そういえば…ない、です。」と答えます。
歯みがきの仕方は教えてもらったことがあるけれど、
うがいの仕方は教えてもらった経験なし。
知らないうちに・気が付いたらやっていた…ということが多く、
効果的なうがいを意識的に行っている人は少ないように感じます。
うがいには、病気の予防以外にもたくさんの効果があります。
まずは、どんなふうにうがいをしているか?
ご自身の普段のうがいの様子を思い出してみることから
始めてみましょう!
次回は、うがいの役割や効果についてお話します。
宗田 香織
1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。
2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・
インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。
2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。